MAHLE GmbH
レンジエクステンダ


マーレのレンジエクステンダエンジンの最大の特長の1つはそのコンパクトさで、幅416 m、奥行き327 mm、高さ481 mmという寸法は飛行機の手荷物サイズに匹敵します。重量も(発電機を含めて)70 kg以下に抑えられ、自動車メーカーのパッケージ/重量配分コンセプトに問題なく適合しています。そのほかにも利点があります。それは、従来のエンジン取付方法にとらわれないということです。0°(垂直)から90°(水平)まで、任意のあらゆる位置に取り付けられるようになりました。


ダウンサイジングエンジン 第2世代(デモ用)


マーレのダウンサイジングデモンストレータエンジンが量産モデルの中型車(VWパサート)に搭載されることになりました。最新の技術を投入したこのエンジンユニットは、内燃機関がCO2排出量の削減と性能向上の面で将来的に大きな可能性を秘めていることを実証しています。
新欧州走行サイクル(NEDC、New European Driving Cycle)ベースで燃費は5.8リッター/100 kmに達し(CO2 排出量135 g/km)、現行のEU5排気ガス規制をクリアしているだけでなく、将来のEU6排気ガス規制値も確実にクリアすると思われます。


高電圧用-PTCヒーター【ベーア】


ゼロエミッション車(EV,PHEV等)では、室内を暖房するのに十分な熱を得られません。これを解決するための新たな技術として、ベーア社は、車両メインバッテリー(電圧範囲250-400 V)より電力供給され、PTC(Positive Temperature Coefficient)セラミックスを使った高電圧電気式ヒーター(HV-PTC)を提案いたします。
HV-PTCは従来のヒーターコアを置き換えるものと期待されます。
現行12V仕様のPTCヒーターでは1-1.5kW程度であったのに対し、このHV-PTCは350V時で5kW程度までの暖房能力を実現させます。
また、このHV-PTCは絶縁構造を備え、高電圧の電気ショックから乗員を守ります。
さらに、電子制御部を一体化することにより、快適性を維持しつつ電力消費を抑え、最適化することができます。


バッテリー クーリング(チラー)-ベーア


クーラント(いわゆる「セカンダリループ」内を流れる水+グリコール)を利用したバッテリー冷却方法はとても省エネですが、高外気時(例30℃以上)にはエアコン用冷媒によりクーラントを冷却するための小さなエバポレータを必要とします。
ベーア社はチラーとして知られるとてもコンパクトで特殊な熱交換器を開発いたしました。チラーはセカンダリループによりエアコン冷媒回路と接続されています。セカンダリループ内の温度は作動方式やバッテリーセルの特性によりますが、15℃から30℃です。ベーア社のチラーは、その高密度設計により小さなスペースに収めることを可能にします。


HVAC / スマート【ベーア】


ベーア社製スマート・フォーツー用HVACは、2006年秋より量産開始のハンバッハ(フランス)の弊社社の専用ラインで生産されています。このHVACは単一の温度および風量コントールにして、とてもコンパクトになっています。ベーア社は、専用のコントロールパネルをも供給しており、それはドイツ・リップシュタットにあるベーア社の合弁会社ベーア・ヘラ サーモコントロール社(BHTC)の開発・製造されています。ベーア社のスマート・フォーツー用HVACは、このクラスのセグメントにおける他の空調システムと比較して、体積、重量、熱的性能、冷房能力、風量、静粛性などの特性において平均レベルより優れています。


インテークマニフォールド一体型水冷インタークーラー【ベーア】


インテーク・マニフォールド内に搭載される水冷式チャージエアークーラーは、ベーア社とマーレ社が共同で開発した最初の製品です。
エンジンのダウンサイジングはこれからの自動車技術において主要な課題です。
ベーア社の水冷式チャージエアークーラーは、ハイパフォーマンスとフロントエンド内に搭載できる小スペースを両立しています。
マーレ社のインテークマニフォールド内にベーア社の水冷チャージエアークーラーを搭載することによって、
素早いレスポンスと少ない過給圧損失により、エンジン性能の向上やターボチャージャーの小型化も可能となります。


水冷インタークーラー【ベーア】


近頃、消費者の燃費に対する注目が非常に高くなっています。
そのため、ターボチャージャーによるエンジンの小排気量化は、少燃費対策のための、ひとつのトレンドになっています。
ベア製水冷式CAC(Charge Air Cooler)は、そのターボエンジンのトータル性能改善に貢献することができます。
ベアは、iCAC (indirect CAC)とi2CAC(Integrated Indirect CAC)の2種類の水冷式CACの提案が可能で、その両CACは、空冷式に対し、パッケージング、レイアウト、性能やエミッション改善など、多くのアドバンテージを持っています。
ベアは水冷式CACの量産サプライヤーであり、また現在、多くの量産開発プロジェクトを進めています。そのことからも近い将来、水冷式CACも、ひとつのトレンドになると予想します。


エンジンクーリングモジュール / 日産「マイクラ」 【ベーア】


ベーア社とインド部品メーカーのアナンドグループとの合弁会社であるベーアインド社は、日産自動車株式会社初のインドでの新型小型車、Vプラットフォーム:マイクラ用にエンジンクーリングモジュール(ラジエーター、コンデンサー、インタンクオイルクーラー)を供給しています。
またこのプロジェクトで、ベーアインド社は”ベスト サプライヤー アワード フォー デリバリー”賞を受賞しました。
日系以外の自動車部品メーカーで受賞した初めての会社となります。


ターボチャージャ(ボッシュ マーレ・ターボシステムズ社)

ガソリンターボチャージャ
-排気ガスのエネルギーを利用して吸入空気をあらかじめ圧縮し、より大量の空気をエンジンに供給
-タービンハウジングやエキゾーストマニフォールドモジュールには鋳鋼を、またタービンローターにはニッケル基合金といった素材を使用し、優れた耐熱性を実現
-ウェイストゲートとVTGの制御に電動式アク チュエータを採用し、性能を最適化
-CamInCamR 制御を用いてエキゾーストポートから排気が直接流入するようにしたタービンホイール(追加的な脈動充填効果)
ディーゼルターボチャージャ: VTG(可変タービンジオメトリ)電動式アクチュエータ採用



排ガス規制・低燃費対応技術、軽量化、モジュール化、ダウンサイジングなどをテーマとしたエンジン部品を展示します。


MAHLE GmbH

小間番号:E3202