LPガス自動車普及促進協議会
小間番号:SMC01
次世代LPG車コンセプト<直噴エンジン対応型>
ヨーロッパの次世代LPG車として、市販の開始された「直噴エンジン対応型LPGシステム」を搭載した乗用車(ワゴン車)。欧州ではLPG車の殆どがガスエンジン専門の機器メーカーによる架装でデイーラーで市販されているのが一般的である。
ガソリン直噴エンジンへのLPG架装は困難とされていたが、イタリア・ランデイレンゾ社は直噴エンジン搭載車のバイフューエル化(ガソリンに加え、LPGでも駆動可能)を達成している。
今回のLPGコンセプトカーは、モーターショーに出展されない最新型のワゴン車をモデルに、直噴対応型LPGシステムを搭載し、欧州で多く使われるスペアタイヤ型容器を搭載した「ごく当たり前な」スペースユーテイリテイに優れたクルマとしている。
簡易型LPガススタンド「オートコンポ/グリーンステーション2」(カグラベーパーテック/矢崎総業)
LPG車の燃料供給インフラは全国に約1800ヶ所既にあり、全国のタクシーの90%以上とトラック等商用車に燃料供給している。LPG車は早くからタクシーに利用されるなど、もっとも実用化された低公害車でありながら、ガスを充填するスタンドがガソリンスタンドに比べて少ないことがネックとなり、LPG車への転換を躊躇するケースが少なからずありました。私たちは、インフラ整備の観点から、(1)安全で、(2)誰にでも簡単にセルフ感覚で操作でき、(3)設置スペースもわずか軽自動車1台分とコンパクトに設計された簡易なLPガススタンド「オートコンポ」を開発しました。
すでにLPG車をお使いでガス充填に不自由を感じておられる企業様、また今後LPG車の導入をお考えの企業様に、きっとお役に立つものと考えています。
マイクロコミューター「キムコアジリティ50LPG」スクーター(帝都産業)<展示&ライドコーナー>
マイクロコミューターとしてLPGを燃料とするスクーターは欧州やアジア市場で数十万台の普及をしています。ガソリン車と同等の出力でCo2の排出を約8%低減し、長期保存性にも優れています。 LPGは電気・ガソリンに続く第三のエネルギーとして広く普及し、価格は常にガソリンの6割程度を推移する経済性を持っており、先ごろの東日本大震災においては各地のガソリンや軽油が不足する中、LPGは安定した燃料供給を続けることが出来、長期保存にも耐える性質を持ち合わせている点からも「災害に強いLPG車」という認識が広まる契機となりました。環境保護に関心の高い一般ユーザーをはじめ、災害時の移動・連絡手段などに信頼性を必要とされる全国の役所、公共施設などに向けて販売しております。ライドコーナーにおいて、12月7日より試乗体験可能。
LPG燃料容器<日本仕様と欧州標準仕様比較>(中央精機/プリンスガスジャパン)
LPGの燃料容器はタクシーのトランクに設置されるタイプが日本では一般的ですが、海外では欧州自動車協定規則(UN-ECE基準)67号「LPG車の構造」に規定された燃料容器が一般的です。実際にLPG車の要素部品として、タクシー車で多く使われるインタンクポンプ内蔵型燃料容器のカットモデル及び、スペースユーテイリテイに優れたスペアタイヤ型容器を比較展示し、皆様のご意見を賜り、今後の日本でこうした要素部品の展開を計画してまいります。
LPGエンジン発電機「エネポEU9iGB」(本田技研工業)
LPG車の心臓部「ガスエンジン」の応用製品として、カセットボンベを使用した「ガスエンジン発電機」が市販されています。ホンダ・エネポはカセットボンベ2本で約2時間、900VAの電力を高品質かつ安定的に供給できる製品です。また、オプションの並列運転ケーブルを使えば2台を連携し1800VAまで供給可能となります。アウトドアや災害時の非常電源として「長期間保存可能なLPG」を使用し、電子機器にも使用できる高品質な電源を供給できるLPG発電機です。LPG発電機はこうしたコンパクトタイプの他、電力の分散供給に優れた面も持ち、そのエンジン技術はLPG車と変わりません。
超軽量FRP製LPガス容器<日本LPガス団体協議会>
LPガスボンベ・燃料容器というと鋼製の重いものを想像するが、既に欧州で実用化されているFRPフルコンポジットLPGボンベが実用化されており、自動車用としても開発が進んでいる。展示品は欧州で広く使われているノルウェー・ラガスコ社の5kg容器を参考出品する。日本においては、LPGのFRP容器に関する基準が現状ないため、認可取得をLPガス業界を上げて準備を進めている。
超音波式LPガス管理マイコンスマートメーター「EY25MT-YL」(矢崎総業)
LPG車の燃料であるLPガスは、家庭用ガスエネルギーとして全世帯の約半分に相当する4400万世帯でも利用されています。LPガスの流量を軽量するガスメーターも、エネルギー管理システムとして従来のガスメーターのイメージを覆す最新システムとなっています。超音波で流量を計測・管理をするだけではなく「スマートメーター」として地震による緊急遮断、ガス漏れ検知、ガス警報機作動停止など安全動作に加え、通信機能を持ち前記の情報送信に加え、遠隔遮断、ガス残量などを送信できるいわばスマートメーターとしての機能を持ちます。分散化エネルギーとして適切なエネルギー管理を出来る高度なシステムです。
マツダ・新型アクセラセダンMPI-LPGエデイション(マツダ/マツダE&T)<ライドコーナー>
欧州でも人気のマツダの新型アクセラセダンをベースに、マツダE&TがLPG架装を行った特別仕様車。日本国内では教習車仕様としては以前から設定されていたが、今般一般車として10月より市販開始された。新開発1.6L・LPGエンジンを搭載し、メーカー保証も一般車と同じく5年10万キロを実現、そして欧州で好評なファントゥドライブを実現し、ヨーロッパスタイリングなボディと相まって好評を博している。ライドコーナーにおいて、12月7日より同乗試乗可能で手軽にLPG車を体験可能。
トヨタ・プリウスαLPGトリプルブリッド(マイカープラザ)<ライドコーナー>
R-HV(リアル・ハイブリッド)として、既存のハイブリッド車のガソリン+電気モーター走行に加え、燃料費が安くクリーンなLPGも使用できる架装をしたいわば「トリプル・ブリッド」。電気モーターで走り始め、ガソリンからLPGに自動切替して走行する。走行費用は低燃費なハイブリッドを更に40%安くなり、CO2排出量も大幅に減少する。
東京の日本交通殿を始め、セダンタイプのプリウスが多数活用され始めている。
三菱ミニキャブバンMPI-LPG(三菱自動車ロジテクノ)<ライドコーナー>
手軽に乗れる三菱ミニキャブバンをMPIを採用し次世代先進型LPG化した。CNG車(天然ガス自動車)とエンジンを共用化し、高い耐久性とガス燃料に対応している。ボディはフルラッピングによりLPG車のクリーン性能をアピールしている。
ライドコーナーにおいて、12月7日より同乗試乗可能で手軽にLPG車を体験可能。