油流制御機構付一体型スラストニードル軸受　(参考出展)

軸受の外径レースをATオイルが軸受内部に流れ込み易いように設計し、保持器には油流向上のための孔を設け、従来の2倍以上の油量が軸受を貫通することが可能となりました。これにより、ATユニット内部への油の供給バランスが最適化され、オイルポンプの小型化に貢献します。

ターボチャージャ用高機能カートリッジ軸受　(参考出展)

ユニット化による組立て精度向上と低振動を実現。すべり軸受から転がり軸受にすることで機械損失がおよそ50%低減しました。

障害物回避ロボット　(参考出展)

障害物や急な段差を避け,歩く人を誘導してくれるガイダンスロボットです。目の前に突然、人や障害物が現れても、このロボットに搭載されているセンサが障害物を認識してくれます。人が主となって運転をし、ロボットがアシストをしてくれます。この障害物回避機能を自動車に応用し、NSKが開発している、アドバンスドアシストステアリングと連携することで、自動操舵につながる高度なドライバー支援機能に貢献が可能です。NSKは,「走る,曲がる,止まる」技術に加え、「認識する」技術を融合させ、未来の自動車技術の高度化に貢献をしていきます。

機電一体コラムタイプEPS　(参考出展)

ECUとギアボックスを一体化することでヒートシンクを削減し,小型化を実現。ECUをさらに小型化し、従来不可能だった中型車向けシステムに搭載可能としました。

アドバンスド　アシスト　ステアリング　(参考出展)

電動パワーステアリングとホイールハブモータの制御を融合した高度なステアリングアシスト技術。自動運転や緊急回避補助などホイールハブモータの高速な応答性を活かしたデモを体験いただけます。

超高速プラネタリ用ニードル軸受　(参考出展)

プラネタリ機構におけるるピニオンギアの更なる高速回転化のニーズに対し、保持器に特殊皮膜を施し、超高速回転化に対応。ピニオンギアの回転速度を標準品に対して約2倍、従来の高速仕様に対して約1.5倍の高速化を実現し、ATの多段化やHEVの更なる高速回転化による高効率化に貢献します。

ホイールハブモータ　(参考出展)

変速機構を取り入れた軽量高出力なホイールハブモータ。2つのモータとワンウェイクラッチによりシンプルな構造で変速を可能にしました。減速機一体ハブ軸受ユニットなどNSK技術も搭載されています。

超長寿命玉軸受「EQTF TM」　(市販品)

油中異物などを噛み込むことによって発生する表面起点型はく離に対して、転動体を強化することでより一層長寿命化を図ったトランスミッション用超寿命玉軸受となります。本製品は強化鋼球を組み込むことで長寿命化を実現し、重量比で約50%のサイズダウンが可能となりました。

従動輪用高信頼性ハブユニット軸受　(参考出展)

車体内側のインナシールを新開発のキャップに変更。金属嵌合部とゴム嵌合部により高い密封性を確保しながら、シール廃止による低トルク化を実現しました。

自動変速機用トルクセンサユニット　(参考出展)

変速機内の動力伝達部材の捩れを検出することで、変速機が伝達しているトルクをリアルタイムに検出するセンサユニット。検出したトルクを利用することで変速時にクラッチの契合力を最適化、ショックの無い滑らかな変速を可能とし、快適性を向上します。ベルトCVTではプーリー押付油圧を最適化、油圧ポンプ負荷を軽減し省燃費に貢献します。

トロイダル無段変速機構　(参考出展)

小型車から大型車まで適合可能なFF車用無段変速機構。無段変速機能に加え、高い動力伝達効率、広い変速範囲および高い変速応答性が特徴。エンジン回転速度を燃料消費が最小となる回転速度に保ち省燃費に貢献、加速・減速時には滑らかで素早い変速により快適性を向上します。

2016年に100周年を迎える日本精工(NSK)は、自動車向け軸受の使用部位を可視化したモックアップモデル、まさつを体験できる展示、日本最古の軸受設計図など、日頃目にすることのない軸受を身近に感じられる展示を行います。また、世界有数の軸受・電動パワーステアリングメーカーとして、長年の研究開発に基づく最新技術を活かした、自動車社会の“環境負荷ゼロ”、“交通事故ゼロ”の実現に貢献する製品や技術を展示します。