日本大学工学部
日本大学工学部

小間番号:SMC11
緊急通報機能を搭載したパーソナルモビリティ (参考出展)

高齢化社会が進み,高齢者にとって移動手段としてのクルマは買い物,病院への通院など日常生活に必要不可欠です.高齢者の運転も考慮したパーソナルモビリティは着座しないでもたれかかって運転し,近距離間の移動を対象とした乗り物です.安全装備として,縁石や歩行者への衝突や車両が転倒しそうになるとドライバへ警告を発し,もし衝突あるいは転倒した場合には,消防や自宅への緊急通報が可能で,ドライバを早期に救済する機能を搭載しています.
日本大学工学部と福島県は,福島県の輸送機械産業の技術を統合して,高齢者の乗り物であるパーソナルモビリティの研究開発を実施してきました.山間部や市街地の不便な場所を高齢者が安全に移動できるようにすることを目標とし,平成23年度から開発に着手しました.高齢者の身体能力の調査,生活実態のアンケートを実施し,デザイン,設計,クレイモデル製作,製造までの一連のクルマ作りを産学官で実施してきました.緊急通報機能を搭載した近未来の移動手段をご覧ください.