トランスミッション用トルクセンサユニット (参考出展)
エンジントルク(力)をリアルタイムに精度よく測定できるトランスミッション用トルクセンサユニット。負荷されたトルクを二つの部材の変位に変換し、その変位をエンコーダで検出することで、トランスミッションに入力されるトルクをリアルタイムに測定することができます。その結果、常に最適な変速制御が可能になり、自動車の省燃費・快適性向上に貢献します。
遊星歯車機構用世界最小ころ スラストニードル軸受 (参考出展)
超寿命プラネタリシャフト (参考出展)
低フリクションハブユニット軸受 (市販車(品))
ホイールハブモータ (参考出展)
自動車のホイールに駆動モータを組み込むことで、クルマ常識を変える様々なメリットを持っています。たとえば、大きなスペースを占めていたエンジンやトランスミッション、タイヤに動力を伝える車軸がなくなるので、室内やトランクを広く自由に設計することができます。
さらに、独自技術で1つのホイールに2つのモータを搭載することで、トランスミッションの働きも追加。小さなモータ2つでも、ときに力強く、ときに素早く走ることができます。
また、タイヤを素早く個別に制御できるので、衝突回避や自動運転にも活用できます。構造の自由度を高め、安全性や運動性能まで進化させる可能性を秘めたこの技術は、大きな注目を集めています。
アドバンスド アシスト ステアリング 2 (参考出展)
日本精工株式会社
小間番号:E2101
NSKの主力製品である自動車軸受や電動パワーステアリング(EPS)、先行開発技術は、正直難しい・・・。だけど、来場者が東京モーターショーに求めるものは「発見と面白さ」。「難しそう」を「分かりやすく」、そして更に「面白そうに」。そうすれば来場者にとってNSKは新しい「発見」になりえます。
NSKは、これをショーの最大のミッションに設定し、ブースを「未来の技術を開発する研究所」に見立て、一見「難しそう」な環境と安全に貢献する技術や製品を、迫力ある映像と動展示を用いて「研究成果」として紹介します。
機能安全規格対応コラムEPS (市販車(品))
低ドラグフリクションプレート (νマルチセグメント) (参考出展)
オートマチックトランスミッションの中で使用されるクラッチとフリクションプレート。クラッチとフリクションプレートは、油の中で空転する際、油を撹拌して車の燃費を悪くする要因の一つに。そこで、クラッチの溝形状を見直すことで油と空気の挙動をコントロールし、燃費改善につなげました。
従来の2重リップに対して、3重リップを採用することで密封性を向上。また、クーラント耐久性のあるシール材を採用することで、従来シールに比較して5倍以上の耐水性を実現しました。
電動ウォーターポンプ用高密封シール付軸受 (市販車(品))
NSK独自のステンレス鋼ES1を使用することで、従来ステンレス鋼(SUS440C)以上の長寿命、耐久性、耐水素性を実現しました。
水素循環ポンプ用ステンレス軸受 (市販車(品))
ディーゼルエンジン向けタペットローラ (参考出展)
世界最小ころ(遊星用Φ1mmx長さ1.8mm)の採用により、周辺部品寸法を極力変更せず、ワッシャからの置換えが可能。ワッシャと比較して軸受トルク70%以上の低減を実現しました。また樹脂保持器の採用により約50%の軽量化も実現しました。
超高速プラネタリ用ニードル軸受 (参考出展)
高信頼性ハブユニット軸受 (市販車(品))
ニューEVドライブシステム (参考出展)
すでに身近な存在となっているEVですが、更なる技術革新が求められています。
たとえば航続距離の延長。すべてを電力に頼るEVにとって、消費電力の抑制が今後の進化のカギとなります。NSKがこの課題に応えるために開発中なのが、歯車を使わずに動力を伝える「トラクション減速機」です。圧縮された瞬間だけ硬くなる性質を持つ特殊なオイルを介して、ローラで動力を伝達。トラクション減速機は“転がり”で動力を伝達するため、回転速度やトルクによらず静粛性に優れているという特長があります。この画期的なトラクション減速機と高速モータの組み合わせで、EVドライブシステム全体の更なる小型化・軽量化を実現。EVの消費電力低減に貢献します。
電動ブレーキブースター用ボールスクリュー (市販車(品))
エコカーにはブレーキシステムを電動化させる「電動ブレーキブースター」が欠かせません。このブースターには「回生ブレーキシステム」が内包されており、減速時のエネルギーを無駄なくバッテリーに回収する機能を備えています。
加えて、きたる自動運転時代に向けた「衝突回避自動ブレーキシステム」を実現するため、素早く大きなエネルギーを発生する機能も求められています。
NSKは、世界で初めて電動ブレーキブースター用ボールスクリューの量産化に成功。ブレーキシステムの機能は今後も進化が見込まれているため、NSKも更なる質の向上を追求しています。
究極のなめらかさを持った高機能ボールスクリューが、燃費改善と安全性向上に貢献します。
運転中に衝突の危険が迫ったとき、自動で運転操作を行うシステムです。ポイントは2つ。
一つ目は、急に人や車などが前方に飛び出してきたときなど、ドライバーのブレーキ操作やハンドル操作だけでは回避しきれない場合に、システムがいち早く危険を察知し、自動で適正な運転操作を行うことで衝突を回避します。さらに、衝突回避後の不安定な動きを、安全な走行状態へと速やかに戻します。
二つ目は、衝突回避などでタイヤが急激に動く場合に、「セーフティ ステアリング機構」がハンドルの動きを抑制することで、ドライバーは安全に運転を継続できます。これらの技術は、自動車の安全性を確保するうえで必要不可欠なものになると考えています。
一見すると、箱に入ったクルマの標本? 部品も妙に少ない。そんな印象を受けるかもしれません。でもこの展示品は、NSKが提案するEcoとSafetyが詰まった未来(アシタ)のクルマのあるべきカタチです。
アドバンスド アシスト ステアリング 2、ホイールハブモータ、電動ブレーキブースター用ボールスクリューにニューEVドライブシステム。これらNSKが誇る独自技術で構成されたイーモーションモジュールを、透過型モニターを用いた映像とナレーションを融合させた斬新な手法で、難しくなりがちな内容を面白く紹介します。
イーモーションモジュール (参考出展)