2005年07月02日 027503km
追浜ガレージのFavorite Carは、1号機から5号機まで新車で運行を開始後、ODOメーターが500km時にエンジンオイルを交換、1000km時にエンジンオイル&オイルフィルターを交換、3000km時にエンジンオイルを交換、5000km時にエンジンオイル&オイルフィルターを交換、その後は2500km毎にエンジンオイルを交換、5000km毎にエンジンオイル&オイルフィルターを交換しています。
最近は、古いエンジンオイルを出来るだけ除去し、新しいエンジンオイルに影響を及ぼさない為に2500km毎にエンジンオイル&オイルフィルターを交換しています。
今回使用したエンジンオイル&オイルフィルター
Z33のエンジン下部
取り外したアンダーカバーとビス&クリップ
アンダーカバー取り外し後のエンジン下部
Z33型の場合、大き目のエンジン下部のアンダーカバーが取り付けられています。
アンダーカバーが取り付けられたままでもエンジンオイル&オイルフィルターの交換は可能ですが、交換時に古いエンジンオイルがアンダーカバーの上側へ垂れてしまう為、おしるこちゃんは毎回取り外して作業をしています。
アンダーカバーに垂れてしまった古いエンジンオイルを清掃する手間や、アンダーカバーに古いエンジンオイルが付着して汚れたりふやけてぼろぼろになる事を考えれば、決して無駄ではない作業に思います。
6mmのボルト13本、クリップ1個を外して、アンダーカバーを取り外します。
エンジンオイル抜き取り中
エンジンオイルドレーンプラグ
いよいよ古いエンジンオイルを抜き取ります。
日産自動車の場合、一部にヘッドが22mmのエンジンオイルドレーンプラグがありますが、現在のほとんどの物はヘッドが14mmになっています。
エンジンオイルパンに取り付けられているエンジンオイルドレーンプラグを取り外します。
古いエンジンオイルが出て来ました。
このまま暫く放置し、完全に出て来なくなるまで待ちます。
この間に先程取り外したエンジンオイルドレーンプラグの状態を確認します。
エンジンオイルパンとエンジンオイルドレーンプラグの間に銅製のドレーンパッキンが取り付けられています。
このドレーンパッキンに割れ、歪、変形、異物の噛み込み等の異常が無いかを確認し、異常の有無に関わらずドレーンパッキンは必ず交換する様にします。
抜き終り次第、エンジンオイルドレーンプラグを規定トルクで確実に取り付けます。
オイルフィルターを取り外します
取り外したオイルフィルター(左)と新品(右)
オイルフィルター取り付け部
新しいオイルフィルターを取り付け完了
次にオイルフィルターを交換します。
古いオイルフィルターをカップ型、またはバンド型等のオイルフィルターレンチで取り外します。
今回の作業ではカップ型レンチを使用しました。
古いオイルフィルターを取り外す際、エンジンオイルが出て来るから注意しながら取り外します。
外し終わったら、古いオイルフィルターのリップパッキン(ゴム製Oリング)がエンジン側のオイルフィルター取り付け部に残されていないか点検します。
その他、段付き、変形、摩耗、異物の噛み込み等異常が無いかを点検します。
点検の結果異常が無ければオイルフィルター取り付け部を綺麗に清掃し、新しいオイルフィルターのリップパッキン部が滑らかに滑って捩れたり切れたりしない様にエンジンオイルを薄く塗ります。
新しいオイルフィルターをオイルフィルター取り付け部に取り付け、油脂等の付いていない手で目一杯締め付けます。
レンチ等を使用して新しいオイルフィルターを締め付けると、次回交換の際締め過ぎていて緩まなくなる場合もあるので注意が必要です。
エンジンオイルフィラーキャップを取り外したところ
オイルジョッキで新しいエンジンオイルを注入
オイルレベルゲージで量を確認
古いエンジンオイル(左)と新品(右)
新しいエンジンオイルを注入します。
エンジンルームのエンジンオイルフィラーキャップを取り外し、新しいエンジンオイルをオイルジョッキ等で注入します。
通常はエンジンオイルパン内のエアを抜け易くし、エンジンオイルが入り易い様にオイルレベルゲージを取り外してエンジンオイルを注入しますが、Z33型の場合には注入したエンジンオイルがエンジンオイルレベルゲージサポートパイプから出て来る場合が有るので、エンジンオイルレベルゲージは取り付けたまま、新しいエンジンオイルを注入します。
Z33型の場合、エンジンオイル&オイルフィルターを同時に交換すると新しいエンジンオイルは5.0ℓ入ります。
規定量新しいエンジンオイルを注入したらエンジンオイルフィラーキャップを取り付け、確実に締め付けます。
その後エンジンを始動し油圧警告等が消灯し、油圧系が規定油圧を表示する状態を確認します。
そのまま1分以上エンジンをアイドリングで回転し続け、オイルフィルター取り付け部等からエンジンオイルが漏れていないか確認します。
漏れが無ければエンジンを停止させ、10分以上経過してからエンジンオイルレベルゲージでエンジンオイルの量を確認します。
エンジン停止後直ちにエンジンオイルの量を点検すると、エンジンオイルパン迄戻り切っていないエンジンオイルが多く存在し、本来より少なく表示されてしまいます。
エンジンオイルの漏れ、量を点検し正常であれば先程取り外したエンジンアンダーカバーを取り付けます。
これでエンジンオイル&オイルフィルターの交換作業は終了です。
今回は、抜き取った古いエンジンオイルと新品のエンジンオイルをペーパーウェスに吸着させ、写真を撮ってみました。
前回のエンジンオイル交換は少し遅い時期に行っていて、2019kmの走行ですが御覧の様にかなり汚れています。
エンジンオイルドレーンプラグを取り外して抜き取る時には、まだ若干の透明度が有りましたが、やはり新品のエンジンオイルと比較するとこんなに汚れていました。
結構びっくり・・・?