2005年10月15日 32702km

Z33型車エンジンルーム全景

PITWORKブランドのL.L.C.を使用します

自動車継続検査時(車検時)毎には、必ずエンジン冷却水を交換する様にしています。

新車から最初の継続検査迄は3年、以降は2年毎に継続検査の時期が訪れますね。

最初にエンジン冷却水を交換するのは、新車から3年後・・・、って少し期間が長いかな?

って思っていて、最初のエンジン冷却水の交換は2年6月経過時に実施する様にしています。

次のエンジン冷却水交換時期も2年6月後・・・!

2回目のエンジン冷却水の交換時期に、継続検査の時期が重なり、以降は継続検査時毎、つまり2年毎にエンジン冷却水を交換する様にしています。

以前は1年毎にエンジン冷却水を交換していたけれど、少しスパンが短過ぎたかも・・・?


今回は(今回も・・・?)PITWORKブランドのLong Life Coolant(L..L..C.)を使用しました♪

早速交換作業を行います。

運転席に乗り込み、イグニッションキーをONにして、ヒーターレバーをMax.Hot位置にしヒーターバルブを全開にします。

ヒーターバルブを全開に・・・

ラジエーターキャプを外し残圧を抜きます

ラジエータードレーンプラグを外します

ラジエータードレーンプラグが外れたよ

運転席から出てエンジンルーム側に立ちます。

ラジエーターキャップを外し、エンジン冷却系統内の残圧を抜きます。

追浜ガレージではエンジン冷却水温が熱い時でもラジエーターキャップを開けるこれど、基本的にはエンジン冷却水温が冷めている状態でラジエーターキャップを開ける事を推奨します。

エンジン冷却水温が高い時には、エンジン冷却系統内部に圧力が掛かっていて、おまけに熱湯が入っているからラジエーターキャップを外すと熱湯が噴き出して来て火傷を負う可能性が有ります。

ラジエーターキャップを外し、エンジン冷却系統内の残圧が抜けたら、一旦ラジエーターキャップを取り付けます。

この状態でラジエータードレーンプラグを外すと、ラジエータードレーン部から一気にエンジン冷却水が出て来る事も無く、無く、手元が濡れる事が防げますよ。

ラジエータードレーンプラグが外れましたら、ラジエータードレーンプラグパッキンの状態を確認します。

Z33型車の場合にはラジエータードレーンプラグ自身の先端のい溝部にゴム製のOリングが取り付けられています。

このラジエータードレーンプラグパッキンは、ラジエータードレーンプラグを外す毎に交換する事をお奨めします。

ここでラジエーターキャップを外すと、ラジエータードレーン部から、エンジン冷却水が一気に出て来ます。

このエンジン冷却水には、エチレングリコール等、環境対策上問題の有る成分が含まれているから全量回収して、専門の回収業者に引き渡さなければならない旨規定されているから注意が必要だよ。

これだけだとエンジン冷却水が全量出て来ないのと、エンジン冷却系統内を洗浄したいので次の作業へ移ります。

エンジン冷却水が出て来たよ!

ヒーターホースを外します

ヒーターホースが外れたよ

特殊工具?を用意します

ヒーターホースに上水道からのホースを接続します

ヒーターホースを外します。

外したヒーターホ-スにホームセンター等で購入出来るホース接続用のパイプを介して上水道に接続しているホースを接続します。

井戸水では内部に混入している成分等で、エンジン冷却系統内を腐食させてしまう場合が有りますので避ける事をお奨めします。

上水道の蛇口を徐々に開け、外したヒーターホースの相手側からエンジン冷却水が押し出されてくる事を確認します。

押し出されてくる水が透明な上水道の色になりましたら、この水が出て来ている外したヒーターホースの相手側を手で塞ぎ、ラジエーターネック部からエンジン冷却水が押し出されてくる事を確認します。

このまま暫くエンジン冷却系統内を洗浄し、押し出されてくる水が透明な上水道の色になりましたら、上水道の蛇口を閉めます。

エンジン冷却系統内の洗浄が終わったら、ラジエータードレーン部から水が出なくなるまではそのまま放置し、水が出なくなってからラジエータードレーンプラグを取り付けます。

外しましたヒーターホースを元通りに組み付けます。

続いて、ラジエーターリザーバータンクを外します。

ラジエーターリザーバータンクを外すよ

6mmのボルト1本を外します

サクションホースを外します

リザーバータンクが外れたよ

綺麗になったリザーバータンク

6mmのボルト1本を外し、サクションホースをラジエーター側のクリップをずらし外します。

ブラケットにはまり込んでいるラジエーターリザーバータンクを持ち上げる様に取り外します。

ラジエーターリザーバータンク、サクションホースを綺麗に洗浄します。

綺麗になったら元通りに取り付けますが、サクションホースの挟み込み、折れ等には十分に注意する事が必要です。

新しいL.L.C.を注入します

新しいエンジン冷却水をラジエーターネック部から注入します。

Z33型車のい場合にはエンジン冷却水は全部で8.7ℓで、その内ラジエーターリザーバータンクは1.0ℓです。

今回、L.L.C.濃度は30%にしますので、ラジエーターネック部から7.7ℓの30%である2.31ℓを注入し、その後水道水を注入します。

ラジエーターリザーバータンク内には、予め30%濃度にしたL.L.C.を1ℓ注入します。

取り外した箇所が、確実に元通りに取り付けられているか、またエンジンルーム内に工具等の置忘れが無いかを再度確認し、エンジンを始動します。

サーモスタッが開き、エンジン冷却水が循環を始めましたらラジエーターネック部から水道水を注入し、ラジエーターキャップを閉めます。

運転席に乗り込み、エンジンを軽くレーシングし水温計の支持値、ヒーターに聞き具合、室内で水の流れる様な異音がしていない事を確認します。

異常が有れば、エンジン冷却系内にエアの混入が考えられますので、エンジン冷却水が冷めるのを待ってラジエーターキャップを開け、再度ラジエーターネック部から水道水を注入し、点検します。

ラジエーターリザーバータンク内も再度確認し、エンジン冷却水がMax.値迄入っている事を確認します。

減っている様であれば、30%濃度にしたL.L.C.をMax.レベル迄再度注入します。

最後に一旦取り外した箇所から、エンジン冷却水が漏れていない事を確認します。

以上で作業は完了となりますが、エンジン冷却系内にエアが混入していたり、一旦取り外した箇所の組み付けが不完全な場合には、エンジンがオーバーヒートを起こす原因になりますので、十分に注意する事が必要です。


冷却水温、ヒーターの効き具合等を確認!

エンジン冷却水交換

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