2006年04月06日 39979km
過剰なオイルは出し切ります
レベルまで入ったら溢れ出て来ます
フィラープラグを外します
ギヤオイルを注入します
フィラープラグ
取り外したドレーンプラグ
清掃後のドレーンプラグ
古いギヤオイルが出て来ました
ドレーンプラグ
ドレーンプラグを外します
車両下側から見たT/M
今日は、これからマニュアルトランスミッションのギヤオイルを交換します。
新車から5000km走行時に交換し、その後5000km走行後の10000km走行時に交換、更に10000km走行後の20000km走行時に交換、その後は20000km毎に交換する様にしています。
街乗りのみでの考え方ですので、サーキット走行等をする場合には、走行条件に合った交換時期に変更する必要が有ります。
トランスミッション下部に取り付けられているドレーンプラグを取り外し、古いギヤオイルを抜きます。
取り外したドレーンプラグは綺麗に清掃し、ドレーンプラグパッキンも目視により確認し、変形や損傷等がありましたら交換しておきます。
今回は、ドレーンプラグパッキンを再使用しました。
古いギヤオイルが抜け切りましたら、ドレーンプラグを取り付けます。
トランスミッションケース横に取り付けられているフィラープラグを取り外します。
取り外したフィラープラグはドレーンプラグと同じ様に綺麗に清掃し、フィラープラグパッキンも目視により確認し、変形や損傷等がありましたら交換しておきます。
今回は、フィラープラグパッキンも再使用しました。
フィラープラグホールから、バケットポンプ等の専用工具を使用し、新しいギヤオイルを注入します。
Z33型車の場合、マニュアルトランスミッションギヤオイルは75W-90を使用する様に指定されていますので、必ずこの粘度指数のギヤオイルを注入します。
例えば、80W-90の粘度指数を持ったギヤオイルを注入すると、ギヤオイルの粘度が硬過ぎ、シフト時にギヤが入り難くなる等の障害が発生します。
今回は、日本サン石油 SUNOCO ULTRA GEAR 75W-90を使用しました。
使用量は2.9リットルです。
ギヤオイルが規定量注入されると、フィラープラグ取り付け穴から注入中のギヤオイルが溢れ出て来ます。
但し、マニュアルトランスミッション内部の構成部品等に当たり、跳ね返されて来ている場合も考えられますので、指をフィラープラグ取り付け穴に入れてみて確実にギヤオイルが注入されている事を確認する事も大切です。
ギヤオイルが規定レベルまで確実に注入されていましたら、フィラープラグ取り付け穴から溢れ出て来るギヤオイルを出し尽くします。
溢れ出て来るギヤオイルを出し切らないでフィラープラグを取り付けると、エアブリーダー等からギヤオイルが吹き出る可能性が有ります。
ギヤオイルがフィラープラグ取り付け穴から溢れ出て来なくなり規定レベルとなりましたら、フィライープラグを取り付けます。
最後にドレーンプラグ、フィラープラグ共に再度閉まり具合を確認し、トランスミッションケース外側に付着したギヤオイルをパーツクリーナー等で綺麗に清掃します。
パーツクリーナー等を使用する場合には、温度が高い箇所に噴射すると引火や爆発する場合もありますので特に注意が必要です。