バッテリー電圧安定器取り付け 2個並列接続(試験採用)

2006年08月05日 47651km

FIAC 「剛力」

製品本体

2006年03月26日 39126kmの時点で、試験的に1個取り付けてデータの収集を行いましたが、他車種において試験した所、2個取り付けた方がエンジンの運転レスポンス等が上昇した車両が多く出ましたので、今回2個目を取り付けて新たにデータ収集する事になりました。

早速、FIAC「剛力」を手配し、取り付ける事にします。

バッテリールームのカバー

バッテリールームのカバーを取り外しました

バッテリープラス端子カバーも外します

プラス側端子の取り付けが完了しました

プラス側は、この端子に取り付けます

マイナス側は、平ワッシャーに挟み込み取り付けます

マイナス側端子の取り付けも完了しました

製品本体をこの部位に取り付けました

バッテーリールームに取り付けられているカバーを取り外し、バッテリープラス端子カバーも外しておきます。

装着する製品の端子は8m/m端子が採用されておりますので、バッテリープラス側に接続する部位は、1個目を取り付けた時と同様に画像の様にバッテリー端子に取り付けられている分岐コネクターの配線取り付け側に接続しました。

この部位の8m/mのナット(頭部対面12m/m)を一旦取り外し、製品のプラス側接続端子を挿入し、再び8m/mのナットを取り付けます。

これで、プラス側の配線は完了です。

マイナス側に接続する部位は、こちらも1個目を取り付けた時と同様に画像の様にバッテリーマイナス端子に直接接続しますが、バッテリーマイナス端子は6m/mのボルトで、製品の端子は8m/m端子が採用されておりますので、内径6m/mの平ワッシャーを2枚用意し、1枚をバッテリーマイナス端子に装着し、続いて製品のマイナス側端子を挿入・・・。

更にもう1枚の平ワッシャーを装着し、6m/mのナットで取り付けました。

要するに、6m/mの平ワッシャーで挟み込む様に製品のマイナス端子を取り付けております。

正式には、製品のマイナス側端子を6m/m端子に交換してから取り付ける事を推奨いたします。

これでマイナス側の配線も完了し、製品の配線は完了しました。

製品本体を固定します。

どこに取り付けても構わないですが、他の部品と擦れ合ったり干渉して損傷等をしない箇所に取り付けます。

また製品の開口部が下側を向く様に取り付ける事が基本ですが、少なくとも製品の開口部が上側とならない様に取り付ける事が大切です。

今回は、画像の様に1個目の製品と並ぶ様な形で束線バンド(タイラップ)で固定しました。

束線バンドで取り付け後、束線バンドの不要な部分はニッパー等で切断しておく様にします。

最後に製品の取り付け箇所を再確認し、確実に取り付けられている事を確認します。

確実に取り付けられている事が確認出来ましたら、最初に取り外しておりましたバッテリープラス端子カバー、バッテリールームカバーを元通りに取り付けます。

ここでエンジンを始動し、車両の電装部品が正常に作動する事を確認します。製品の取り付けは、非常に簡単ですので、10分程で完了しています。


今後、試運転の結果 どう変化が起きたか? あるいは製品の取り付けによって燃料消費率がどの様に変化したかを確認し、順次掲載して行きます。





(1)株式会社 フィアック 「剛力」 装着後実施した試運転での車両の運行状態について・・・


いつもの様に暖機運転を行い、試運転に出発しました。

従来からあるスパルタンな加速さに加え、マイルドさが付加された印象です。

加速時、減速時、定常走行時、どの時点でも1個目を取り付けた時の印象とほぼ同じ様に感じられますが、若干の静かさも感じられてしまいます。

エンジン自身の発生するメカニカル音、排気音等も、若干 低音となっている様に感じられます。

これは、一個人としての主観に基づいた感想なので、人によって印象は変わるかもしれません?

体感上での評価は、i個目を取り付けた時と比較して「ほぼ同等」と言うべきでしょうか・・・。


(2)株式会社 フィアック 「剛力」 装着後の燃料消費率の変化について・・・


装着前

 2003年03月18日 22km ~ 2006年03月26日 39126km

  走行距離   39104km

  燃料給油量 4886.89ℓ

  燃料消費率 8.00181km/ℓ


1個目装着後

2006年03月26日 39162km ~ 2006年06月18日 45479km

  走行距離   6317km

  燃料給油量 675.24ℓ

  燃料消費率 9.35519km/ℓ


2個目装着後(第1回)

 2006年08月05日 47653km ~ 2006年08月13日 48220km

  走行距離   567km

  燃料給油量 59.73ℓ

  燃料消費率 9.49271km/ℓ

2個目装着後(第2回)

 2006年08月13日 48220km ~ 2006年08月15日 48785km

  走行距離   565km

  燃料給油量 66.13ℓ

  燃料消費率 8.54377km/ℓ

2個目装着後(第3回)

 2006年08月15日 48785km ~ 2006年08月25日 49433km

  走行距離   648km

  燃料給油量 69.62ℓ

  燃料消費率 9.30767km/ℓ

2個目装着後(第4回)

 2006年08月25日 49433km ~ 2006年08月30日 50152km

  走行距離   719km

  燃料給油量 69.40ℓ

  燃料消費率 10.36023km/ℓ

2個目装着後(第5回)  ・・・整備中の試運転を多く含む為、適用を削除します・・・

 2006年08月30日 50152km ~ 2006年09月11日 50842km

  走行距離   690km

  燃料給油量 20.00ℓ + 63.70ℓ

  燃料消費率 8.24372km/ℓ

2個目装着後(第6回)

 2006年09月11日 50842km ~ 2006年09月23日 51412km

  走行距離   570km

  燃料給油量 66.60ℓ

  燃料消費率 8.55855km/ℓ

2個目装着後(第7回)  ・・・整備中の試運転を多く含む為、適用を削除します・・・

 2006年09月23日 51412km ~ 2006年10月03日 51753km

  走行距離   341km

  燃料給油量 49.41ℓ

  燃料消費率 6.90143km/ℓ

2個目装着後(第8回)

 2006年10月03日 51753km ~ 2006年10月15日 52336km

  走行距離   583km

  燃料給油量 66.20ℓ

  燃料消費率 8.80664km/ℓ

2個目装着後(第9回)

 2006年10月15日 52336km ~ 2006年10月31日 52925km

  走行距離   589km

  燃料給油量 67.52ℓ

  燃料消費率 8.72334km/ℓ

2個目装着後(第10回)

 2006年10月31日 52925km ~ 2006年11月11日 53520km

  走行距離   595km

  燃料給油量 66.85ℓ

  燃料消費率 8.90052km/ℓ

2個目装着後(第11回)

 2006年11月11日 53520km ~ 2006年11月26日 54071km

  走行距離   551km

  燃料給油量 67.30ℓ

  燃料消費率 8.18722km/ℓ

2個目装着後(第12回)

 2006年11月26日 54071km ~ 2006年12月05日 54643km

  走行距離   572km

  燃料給油量 68.92ℓ

  燃料消費率 8.29947km/ℓ

2個目装着後平均(第1回~第12回(第5回、第7回を除く)合計平均)

 2006年08月05日 47653km ~ 2006年12月05日 54643km

  走行距離   5959km

  燃料給油量 668.27ℓ

  燃料消費率 8.91705

燃料消費率の変化割合

  装着前       8.00181km/ℓ

  1個目装着後   9.35519km/ℓ

  2個目装着後   8.91705km/ℓ

  変化割合     11.43791%燃費向上(装着前と比較)

             4.68339%燃費悪化(1個目装着後と比較)





以上で、株式会社 フィアック 「剛力」装着後実施した試運転での車両の運行状態についての報告と、燃料消費率の変化についてのデータ分析を終了させていただきます。

いかなる車両、運転状態においても、同じデータが当てはまるかどうかは解りませんが、Z33型車の場合には1個装着が最も良い結果となりました。

よろしければ、同じ様にデータを取り装着前と装着後を比較してみられてはいかがですか?