2006年09月03日 50464km

NGK LFR5AIX-11P

Z33型に搭載されているVQ35DE型エンジンには、NGK PLFR5A-11と言うスパークプラグが新車時に装着されています。

白金プラグなので、交換時期は100,000km走行毎とされていますが、60,000km使用した時点で著しく消耗した白金プラグを目の当たりにした経験が有る事から、今回は早目にNGK イリジウムプラグに交換する事にしました。

用意した新品のスパークプラグは、NGK LFR5AIX-11Pです。

早速、交換作業に入ります。

エンジンの左バンク(車両右側)は、比較的作業は簡単そうですが、右バンクは難しそうです。

今回は、比較的作業が簡単そうな左バンクから作業を行う事にしました。

左バンクロッカーカバー(タペットカバー)に取り付けられて柄いるブローバイホースを、バンドをプライヤー等で掴み移動してから外します。

イグニッションコイル付近の配線を固定している金具を取り外します。

Z33型車 エンジンルーム全景

左バンク(車両右側)から作業を行いました

ブローバイホースを取り外します

配線が金具によって固定されています

配線を固定している金具を取り外します

Ign.コイルのコネクターを外します

Ign.コイルの取り付けボルトを取り外します

Ign.コイルを引き抜きます

取り外した左バンクのIgn.コイル

プラグホールをエアダスターで清掃します

スパークプラグを取り外します

取り外したプラグ(左側)と新品のプラグ(右側)

新品のスパークプラグを取り付けました

イグニッションコイルを固定している6mmのボルト(頭部対面10mm)を取り外します。

ロッカーカバー周辺の配線を少し掻き分ける様にしながらイグニッションコイルを引き抜きます。

左バンク側のイグニッションコイルが3個共外れました。

イグニッションコイルにリーク痕、損傷等が無い事を確認しておきます。

スパークプラグが取り付けられているプラグホールをエアダスターで高圧空気を噴き付け清掃します。

エアダスターで清掃したプラグホールに取り付けられているスパークプラグを取り外し、新品のスパークプラグに交換します。

古いスパークプラグを取り外す際、シリンダーヘッドのスパークプラグ取り付けネジ部に噛み込み、引っ掛かり等が無い事を確認しておきます。

もし、このネジ部に異常がある場合には、予め洗浄し異物を取り除く、又はタップでネジ穴を修正する等の作業を行っておく必要があります。

1本のスパークプラグの交換が終わりましたら、次のスパークプラグが取り付けられているプラグホールをエアダスターで高圧空気を噴き付け清掃します。

そして、上記注意点に留意しながら当該プラグホールに取り付けられているスパークプラグを取り外し、新品のスパークプラグに交換します。

エアダスターで清掃したプラグホールのスパークプラグのみ1本を交換するようにし、エアダスターで3本分のプラグホールを清掃し一度に3本のスパークプラグの交換を行う事は避ける様にします。

清掃したばかりのプラグホールでも、隣り合ったプラグホールを清掃する事によって、その時に発生した異物等が先に清掃しておりましたプラグホールへ侵入してしまう可能性がある為です。

取り外した古いスパークプラグを見てみましょう。

焼け具合は良で、摩耗はほとんど見受けられませんでした。

でも、やはり今回は早目に交換する事にしました。

新品のスパークプラグを取り付けます。

右バンク(車両左側)の作業を行います

インテークエアチューブを取り外します

レゾネーターチューブも取り外します

レゾネーターチューブ下側のバンドを緩めます

インテークエアチューブ固定ボルトを取り外します

エアインテークチューブを持ち上げます

ブローバイホースを外します

エアインテークチューブが外れました

配線が金具によって固定されています

配線が金具によって固定されています

配線が金具によって固定されています

Ign.コイルを取り外しました

左バンクに取り付けられているスパークプラグの交換が終了したら、続いて右バンクに取り付けられているスパークプラグの交換作業へと入ります。

まず目に付くエアインテークチューブを枝分かれしているレゾネーターチューブと共に取り外します。

エアインテークチューブのスロットルチャンバー側下側にブローバイホースが取り付けられているので、プライヤー等でバンドをずらし、ブローバイホースを外す必要があります。

イグニッションコイル付近の配線を固定している金具を取り外します。

イグニッションコイルを固定している6mmのボルト(頭部対面10mm)を取り外します。

ロッカーカバー周辺の配線を少し掻き分ける様にしながらイグニッションコイルを引き抜きます。

これより先の作業は、左バンクと同様に作業を進めて行きます。

右バンクのスパークプラグの交換も終了しました。

今回の作業で取り外した部品等が、完全に元通りの正規の取り付け状態となっている事を確認します。

確実に組み付けられていましたら、エンジンを始動します。

エンジンを暖機させてから、少しレーシングしてみます。

エンジンの吹き上がりが正常で、運転状態も安定していれば作業は完了です。

簡単な作業ですが、間違った作業を行うとエンジン本体を損傷等させる原因となりますので、十分な注意が必要です。

作業時間は、約30分でした。

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