前部から見た装着状態
5号機に取り付けていた車載カメラブラケット
5号機で初めて採用した車載カメラ。
この車載カメラを車内に取り付ける為に工夫した車載カメラブラケット。
市販されている製品の中から使えそうな製品を選び出し、組み合わせて使用していました。
株式会社ヤック 液晶カーTVスタンド ヘッドレスト取り付けタイプ(品番 PA-77)
スリック株式会社 ロアーU(クランプヘッド32)
ホッドレストへの取り付け状態
クランプヘッドの取り付け状態
裁断、折り曲げが出来た部品
アセチレンガス&酸素を使用し熱します
熱した後、手で90°に曲げます
高速カッターで裁断します
スチール製帯金を用意します
この組み合わせの状態のままでも使用できましたが、助手席に人を乗せる場合、車載カメラと助手席の人との間が小さ過ぎ、車載カメラと助手席の人が当たってしまい問題がありました。
この為、新たに専用の車載カメラブラケットを製作する事になりました。
スリック社製 クランプヘッドは、そのままの状態で使用しますので、取り外したまま保管しておきます。
ヤック社製 液晶カーTVスタンドはヘッドレスト取り付け部のみを使用する為、中央から全長205mmとし両端を切断します。
切断した液晶カーTVスタンド
続いて、幅32mm、厚さ4.5mmのスチール製帯金を用意します。
このスチール製帯金は、少し大きなホームセンターで簡単に手に入ると思います。
この帯金を、長さ360mm 1本、長さ 5mm 2個に切断します。
この内、360mmに切断した物をアセチレン&酸素を使用したガス溶接機で熱しながら、300mmの所で90°に折り曲げます。
この時には充分に熱し、折り曲げる時には手で行います。
表面の塗装をベルトサンダーで剥がします
溶接箇所の塗装が剥げました
溶接する部品を合わせ、バイスグリップで固定します
半自動溶接機で溶接します
溶接中
大きな部品は固定台を使用し、ずれない様に固定します
溶接作業が終了しました
溶接部位の整形を行います
整形が終了しました
ハンガーに掛けます
足付け、脱脂後 エアブローします
PITWORK シャシーペイントを使用しました
塗装します
乾燥中
ブラケットが完成しました
助手席のヘッドレストに取り付けます
助手席のヘッドレストに取り付けた状態(後部より)
アタッチメントの製作に入ります
パイプを2分割にします
塗装します
アタッチメントを介しクランプヘッドを取り付けます
裁断、折り曲げ作業が終わりましたら、次は溶接作業に入ります。
塗装されている部品は、溶接部の塗装をベルトサンダー等で剥がしておきます。
溶接する部品を合わせ、バイスグリップ等を使用し、ずれない様に固定します。
大きな部品は固定台を使用し、ずれない様に固定します。
部品同士を合わせ、ずれない様に固定出来ましたら、半自動溶接機を使用し、溶接を行います。
溶接作業が終わりましたら、溶接が確実に行われている事を確認します。
溶接作業が終わりました部品を、充分に冷ましてからグラインダー、ベビーサンダー、ベルトサンダー等を使用し、溶接箇所の整形を行います。
整形作業を行っている途中で、溶接箇所に不具合等が無い事を確認し、不具合等がある場合には再度 溶接作業を行います。
整形作業は、特に溶接部、角部を重点的に行い、手で触れた際等に怪我をしない様に丁寧に仕上げておきます。
整形作業が終わりましたら、酸化皮膜、油脂等を取り除きます。
これから塗装作業に入りますが、準備作業として塗装面全体に足付けを行っておきます。
足付けが出来ましたら、エアブローし ほこり等を除去しておきます。
今回、塗装を行う塗料は、PITWORKブランドのシャシーペイント(水性)を使用しました。
塗装作業では、周囲に塗装ミストが飛散しますので、場所等を充分に考えて作業を行います。
今回の塗装作業は、専用の塗装ブース内で行っています。
塗装は薄く、複数回に分けて塗装します。
全体が均一に塗装出来ましたら、塗装面の乾燥を充分に行います。
この時に、ほこり等が飛散し、塗装面に付着しない様に注意する事も大切です。
出来上がったブラケットを助手席のヘッドレストに取り付けます。
このブラケットにクランプヘッドを取り付けますが、このままでは取り付ける事が不可能ですのでアタッチメントを作成します。
用意する材料は、スチール製のパイプで、外径28mm、長さ30mmを1個です。
このパイプを2分割にします。
バリ等を落としながら整形します。
2007年02月03日 ------km
車両に取り付けた状態(運転席側から・・・)
車両に取り付けた状態(運転席側から・・・)
車両に取り付けた状態(リヤから・・・)
車両に取り付けた状態(リヤから・・・)
余白