エンジンオイル&オイルフィルター交換

2007年04月02日 003000km

日本サン石油 SUNOCO Svelt 5W-30

VQ35HRエンジン搭載のZ33型 NISSAN FAIRLADY Z。

指定エンジンオイルは5W-30です。

粘度指数の高いエンジンオイルを使用した場合、エンジンの運転状態に異常を来たす可能性が出て来ました。

(明細は別途記事に掲載。)

改めて指定エンジンオイル 5W-30を使用する事とし、エンジンオイルの銘柄選択を開始しました。

新たに使用するエンジンオイルは、日本サン石油 SUNOCO Svelt 5W-30です。

100%化学合成油にエステルを加えたオイルです。

金属定着率が高いエステルが含まれ、加えて100%化学合成油・・・。

エンジンオイルの性能に、高い期待が持てる製品です。

通常、今回の総走行距離では、エンジンオイルのみの交換を行っていますが、今回はエンジンオイルを全く別の製品の使用に替えるため、エンジンオイルに加えてオイルフィルターの交換も同時に行う事としました。

オイルフィルターは、いつもの様にPITWORKの製品を使用します。

PITWORKのオイルフィルターを用意しました

Z33型車(VQ35HR型エンジン搭載車)エンジンルーム

エンジンルーム下側

アンダーカバーを外したエンジンルーム下部

取り外したアンダーカバーと取り付けボルト類

リフトに車両をセットし、車両をリフトアップします。

車両を下側から確認すると、エンジンルーム全体に樹脂製アンダーカバーが取り付けられています。

このアンダーカバーには、エンジンオイルパンに取り付けられているエンジンオイルドレーンプラグを取り外し、エンジンオイルを抜き取る為のサービスホールが設けられています。

このサービスホールからオイルフィルターの脱着も行えますが、オイルフィルターを取り外す際にオイルフィルター取り付け部から出て来るエンジンオイルがアンダーカバーに付着する可能性がある為、あえてアンダーカバーを取り外し、エンジンオイル&オイルフィルターの交換を行う事にいたしました。

アンダーカバーを取り付けている6m/mのボルトを取り外し、中央に取り付けてある樹脂製のクリップを外し、アンダーカバーを取り外します。

ドレーンプラグを外します

エンジンオイルを抜きます

オイルフィルターを手で締め付けます

フィルターレンチを使用し取り外します

エンジンオイルパンに取り付けられているエンジンオイルドレーンプラグを取り外し、ドレーナーを使用しエンジンオイルを抜き取ります。  この時に、エンジンオイルドレーンプラグに挿入されているドレーンパッキンを交換しておきます。

ドレーンパッキンの状態を確認し、必ずドレーンパッキンは交換する事をお奨めいたします。

エンジンオイルが抜け取れましたら、取り外したエンジンオイルドレーンプラグを元通りにエンジンオイルパンに取り付け、規定トルクで締め付けます。

オイルフィルターをフィルターレンチを使用し、オイルフィルターを緩めます。  手でオイルフィルターを回しながら取り外します。

この時に、オイルフィルター取り付け部のネジ部に引っ掛かり等が無い事を点検しておきます。

オイルフィルターが外れましたら、エンジン側のオイルフィルター取り付け部にオイルフィルターのリップラバーが外れて付着していないか、また摩耗、傷等の有無を点検しておきます。

また、エンジン側のオイルフィルター取り付け部からエンジンオイルが抜け切りましたら、エンジン側のオイルフィルター取り付け部を清掃しておきます。

新しい専用のオイルジョッキを用意しました

エンジンオイルをオイルジョッキに注ぎ入れ・・・

エンジンに注入します

リフトを下げ、エンジンオイルの注入を行います。

エンジン上部に取り付けられているエンジンオイルフィラープラグを取り外します。

エンジンオイルをオイルジョッキに注ぎ入れます。

今回から、使用するエンジンオイルの銘柄を変更する事から、オイルジョッキも新しい専用の物を用意しました。

これはエンジンオイルの銘柄毎にオイルジョッキを用意し、多種のエンジンオイルが混ざり合わない様にしている為です。

エンジンオイル量を点検します

オイルレベルゲージを抜き、・・・

エンジンオイルの漏れが無い事を確認します

アンダーカバーを取り付けました

エンジンオイルフィラープラグが取り付けられていたエンジンオイル注入口から、オイルジョッキに注ぎ入れておりましたエンジンオイルを注入します。

出来れば、エンジンオイルの銘柄毎にオイルジョッキを用意し、他種のエンジンオイル等と混ざり合う事は、微細な割合でも避ける様にする事をお奨めいたします。

エンジンオイルが注入出来ましたら、エンジンオイルフィラーキャップを取り付けエンジンを始動し油圧警告等が消灯するのを待ってエンジンを止めます。

そのままの状態で約10分待ちます。

約10分経過しましたら、エンジンオイルレベルゲージで、エンジンオイルが規定量入っている事を確認します。

エンジンオイルが規定量注入出来ていましたら、エンジンを始動し再度車両をリフトアップします。

オイルフィルターの取り付け部からエンジンオイルが漏れていない事を確認します。

エンジンオイルの漏れが無いようでしたらエンジンを停止し、アンダーカバーを取り付けます。

最後に、取り外した部位が元通りに戻されているか、取り外したエンジンオイルドレーンプラグが規定トルクで確実に締め付けられているか、オイルフィルターが確実に締め付けられているかを確認しておきます。

簡単な作業ですが、確実に行いたいものです。

製品協力  有限会社コクピットビィ