2007年04月26日 003837km
タイヤの空気圧を調整します
エアバルブキャップを外します
窒素ガスが充填されたボンベ
窒素充填器
窒素を充填しながら、タイヤの空気圧を調整します
エアバルブからのエア漏れを点検します
エアバルブキャップに取り付けられているパッキンを点検します
エアバルブキャップに取り付けられているパッキン
必ず毎月 点検・調整を行っているタイヤの空気圧ですが、今回は そんなタイヤ空気圧の調整について、少し記述する事にします。
ロードホイール、タイヤの外観等に傷等が無い事を点検します。
傷等が有る場合には、その傷等が将来的に大きくなる可能性があるか、あるいはタイヤの空気圧が抜けてしまう可能性がないかを確認する必要があります。
もし、将来的に傷等が大きくなる可能性があったり、タイヤの空気圧が漏れてしまう可能性がある様な傷等がある場合には、ロードホイール、タイヤ、もしくはその両方を交換する必要があります。
ロードホイールのエアバルブに取り付けられているエアバルブキャップを取り外します。
このエアバルブキャップが脱落している場合、当該箇所のエアバルブは交換する事を推奨いたします。
エアバルブに取り付けられているバルブコアが、確実に締まっている事をネジラーを使用し確認をしておきます。
今回は、いつもの様に空気の替わりに窒素ガスをタイヤに注入し、タイヤの空気圧を調整します。
高圧ホース内、タイヤゲージ内の空気を抜き、窒素ガスで満たしておきます。
エアバルブにタイヤゲージを取り付ける際、空気が間に入らない様に工夫しながら窒素ガスをタイヤに注入し、タイヤの空気圧を調整します。
毎月 点検・調整を行っている為、タイヤの空気圧は正常値を維持している状態でした。
タイヤの空気圧を点検する際には、タイヤが冷えている状態で行い、タイヤが走行後等の温まった状態でタイヤの空気圧を調整する場合には、通常の調整値よりも約10%多くタイヤの空気圧を高める様に調整する必要があります。
但し、タイヤの空気圧はタイヤが冷間時に点検・調整するのが基本ですので、この事を念頭において作業を行う事が必要です。
タイヤの空気圧が調整出来ましたら、タイヤゲージを取り外し、エアバルブから空気(窒素ガス)が漏れていないかをエア漏れ検知液等を拭き付け確認を行います。
この時、石鹸水等をエア漏れ検知液の代わりとして使用した場合には、この石鹸水等を完全に取り除いておく必要があります。
石鹸水は、将来的に金属を酸化させてしまう可能性があります。
エアバルブにエアバルブキャップを取り付けますが、このエアバルブキャップ内部にはパッキンが取り付けられています。
このパッキンが外れかかっていないか、また確実に取り付けられているかを点検します。
パッキンが外れかかっっている場合には、このパッキンが正規の取り付け位置から移動し、エアバルブのバルブコッターを若干押し込む様に作用し、エアバルブからタイヤの空気が漏れる原因に繋がります。
また、パッキンが取り付けられていない場合には、エアバルブとエアバルブキャップの微細な隙間から、異物、水分等がエアバルブに入り込み、タイヤの空気が漏れたり、エアバルブを酸化等させてしまう可能性があります。
タイヤの空気圧は、低過ぎると、車両が高速走行時等にバーストしてしまう恐れがあります。
高過ぎると、タイヤの設置面積が少なくなり、特にウェット路面等では制動時に制動距離が延びる原因となったり、車両が旋回時にスリップし易くなる等の弊害が起きる事があります。
適正な空気圧に調整してこそ、タイヤ本来の性能が発揮出来、安心したドライビングが可能となります。
タイヤの空気圧は、必ず総数を同時に点検・調整し、スペアタイヤの空気圧も必ず点検・調整しておく事を推奨いたします。
技術協力 有限会社 コクピットビィ