６号機の運行を開始して、既に総走行距離が5000kmを越えました。

マニュアルトランスミッションに充填されているトランスミッションギヤオイルを交換する事に・・・。

早過ぎる・・・、って言われる方も多い様ですが、新車時には金属粉の微細なものが極僅かながら残っており、トランスミッションギヤオイルに混ざりマニュアルトランスミッション内を循環しています。

この為に、早期にトランスミッションオイルの交換を行い、極僅かながらマニュアルトランスミッション内に残っている微細な金属粉を洗い流す様にしています。

車両をリフトにセットし、リフトアップします。

マニュアルトランスミッション下側に取り付けられているドレーンプラグを取り外します。

ドレーンプラグを取り外す際には、ドレーンプラグとマニュアルトランスミッションのネジ部に引っ掛かり等がなくスムーズに回り、損傷・変形等していない事を確認しておく必要があります。

取り外したドレーンプラグを綺麗に清掃しておきます。

また取り外したドレーンプラグのパッキンは、オイル漏れ等がなくても新品に交換する事を推奨いたします。

ドレーンプラグの清掃、ドレーンパッキンの交換が出来ましたら、トランスミッションギヤオイルが抜け切るのを待って、ドレーンパッキンを取り付けたドレーンプラグをマニュアルトランスミッションに取り付けておきます。

この時には、必ずメーカーが指定する規定トルクで締め付ける事を推奨いたします。

締め付け具合が緩い場合、トランスミッションギヤオイルが漏れたり、ドラーンプラグが脱落し、トランスミッションギヤオイルが抜けてしまい、マニュアルトランスミッションの内部が損傷してしまう事があります。

締め付け具合が過度な場合、マニュアルトランスミッションのドレーンプラグ取り付け部のネジが損傷したり、ドレーンパッキンが損傷・変形等し、トランスミッションギヤオイルが漏れてしまう原因となります。

ドレーンプラグの取り付けが完了しましたら、フィラープラグを取り外します。

フィラープラグを取り外す際にも、フィラープラグとマニュアルトランスミッションのネジ部に引っ掛かり等がなくスムーズに回り、損傷・変形等していない事を確認しておく必要があります。

取り外したフィラープラグを綺麗に清掃しておきます。

また取り外したフィラープラグのパッキンも、オイル漏れ等がなくても新品に交換する事を推奨いたします。

フィラープラグの清掃、フィラーパッキンの交換が出来ましたら、いつでもマニュアルトランスミッションに取り付けが出来る様に準備し、置いておきます。

バケットポンプ等を使用し、車両に適合するトランスミッションギヤオイルを注入して行きます。

今回　使用するトランスミッションギヤオイルは、住鉱潤滑剤　SUMICO　ギヤオイル　GL-5　75W-90です。

マニュアルトランスミッションのフィラープラグ取り付け穴から、注入しているトランスミッションギヤオイルが溢れ出て来るまでバケットポンプ等をポンピングしながら注入します。

マニュアルトランスミッションのフィラープラグ取り付け穴から、注入しているトランスミッションギヤオイルが溢れ出て来ましたら、バケットポンプ等のポンピングを止め、マニュアルトランスミッションのフィラープラグ取り付け穴からオイル注入チューブ(パイプ)を取り外します。

マニュアルトランスミッションのフィラープラグ取り付け穴から、注入したトランスミッションギヤオイルの内の余分な分が溢れ出て来ます。

この余分なトランスミッションギヤオイルが出切りましたら、先ほど準備しておきましたドレーンパッキンを取り付けたフィラープラグを取り付けます。

この時には、必ずメーカーが指定する規定トルクで締め付ける事を推奨いたします。

締め付け具合が緩い場合、トランスミッションギヤオイルが漏れたり、フィラープラグが脱落し、トランスミッションギヤオイルが出てしまったり、異物がマニュアルトランスミッション内部に入り込む原因となります。

締め付け具合が過度な場合、マニュアルトランスミッションのフィラープラグ取り付け部のネジが損傷したり、ドレーンパッキンが損傷・変形等し、トランスミッションギヤオイルが漏れてしまう原因となります。

マニュアルトランスミッションのトランスミッションギヤオイルの交換が終了しましたら、マニュアルトランスミッションのドレーンプラグ、及びフィラープラグの締め付け具合が適切化かを再確認しておきます。

また、このドレーンプラグ、及びフィラープラグ取り付け部から、トランスミッションギヤオイルが漏れ出ていない事も確認しておきます。

マニュアルトランスミッションケースに付着したトランスミッションギヤオイル等を、ブレーキ＆パーツクリーナー等を使用し、綺麗に清掃し全ての作業は終了となります。

ブレーキ＆パーツクリーナー等を使用する場合には、温度が高い箇所に噴射すると引火や爆発する場合もありますので特に注意が必要です。