RECAROシート取り付け

2008年05月26日 30843km

RECAROシート本体に、RECARO純正シートレール、シートベルトストライカー等が取り付け出来ましたら、車両にRECAROシートを取り付けます。

車両にRECAROシートを入れ、RECAROシート本体から出ている配線を予め電気配線作業を行い準備しておりましたリレーを介し、バッテリー プラス端子に接続されております配線に接続します。

シートベルトストライカーから延びている配線を、車両側の配線と接続します。

RECAROシートに取り付けたRECARO純正シートレールと車体をシート取り付けボルト 4本で取り付けて行きます。

この時には、RECAROシートに取り付けたRECARO純正シートレールの車体との結合部に設けられた穴が大き目な事から、少しずれて取り付けてしまう場合があります。

この為、シート取り付けボルト 4本を仮締めした後、RECAROシートを前後にスライドさせ両サイドのレールのストッパー位置が同時にロックされる様な位置に調整し、増し締めし固定する様にします。

ドライバーズシートの取り付けが出来ましたら、アシスタントシートも同様に取り付けします。

取り外した箇所、新たに取り付けた部品等の取り付け具合を再確認しておきます。

車両から取り外した純正シートからシートベルトストライカーを取り外し、RECAROシート本体に付属している取り付けキットの内容を確認し、取り付け説明書を良く読み理解しておきます。

取り外した各部品が元通りに組み付けられましたら、D席側、A席側共にボディーのドア開口部に保護の為の防傷フィルム等を貼り付けます。

ドライバーズシートを取り付けていますボルト 4本を取り外します。  この時には、フロント側の取り付けボルト 2本にはキャップが取り付けられている為、予めこのキャップを取り外しておく必要があります。

ドライバーズシートが外れましたら、シートクッション下部にシートベルトストライカーから延びた配線が取り付けられていますので、カプラーを外し配線をドライバーズシートから取り外します。

RECAROシート本体に付属している配線の内、シート本体に接続するカプラー側は、コルゲートチューブを被せ カプラーの根元付近はテープで保護しておきます。

リヤパーセルシェルフボード中央 前側下部よりセンターコンソールへとRECAROシート本体に付属している配線通します。

センターコンソール 両サイド後側より、このRECAROシート本体に付属している配線の シート本体に接続するカプラー側を余裕を持って引き出しておきます。

これまでの配線を再確認し、間違い等が無い事を確認しておきます。

バッテリー プラス端子へと接続する配線の、バッテリー プラス側に接続する側の端部にギボシオス・スリーブを取り付けました。

バッテリー プラス端子へと接続する配線には、ヒューズソケットを別途用意し、バッテリー プラス端子とバッテリー プラス側に接続する配線との間に必ずヒューズを設置する様に配線を行います。  ヒューズソケットには、20Aのヒューズを挿入しています。

バッテリー プラス端子へと接続する配線のエンジンルーム内の部分には、コルゲートチューブを被せ被覆を保護し、このコルゲートチューブはメインハーネスが中央を通るダストブーツの室内側へと通じる様に押し込んでおきます。  メインハーネスが中央を通るダストブーツの、バッテリー プラス端子へと接続する配線に被せるコルゲートチューブ挿入部は、シーリング剤等で防水加工を施しておきます。

電源ソケット裏側端子 →

カプラー →

RECAROシート本体に付属している電源用配線を加工します。

プラス側(赤)コード先端には、BOSCH製リレー SR-2のソケットに接続する為に平端子メス ストッパー付きを・・・。

マイナス側(茶)コード先端には、リレー取り付け用ステーに取り付けボディーアースに落とす為のφ6丸端子を取り付けました。

また、このRECAROシート本体に付属している電源用配線は、コルゲートチューブ等で覆い、車両の振動等は発生した時に車体各部に擦れ、被服が損傷等しない様に処置を施しておきます。

RECARO SPORTS-JC 350 LIMITED 2 CABRIO RH, LH

RECARO Base Frame RH, LH

RECARO ライセンスステッカー

RECAROシートを裏返し、取り付け説明書に従いながらRECARO純正シートレールを取り付けて行きます。

RECAROシートに RECARO純正シートレールを取り付けた後、スライドレバーを操作し、シートスライドが正常に作動する事を確認しておきます。

純正シートから取り外したシートベルトストライカーを、RECARO純正シートレールに取り付けます。

RECAROシート本体から出ている配線、及びシートベルトストライカーから延びている配線をRECAROシート裏側に束線バンド等で取り回しを考慮した上で固定しておきます。

RECARO純正シートレールを別途準備し、梱包されている内容を確認し、取り付け説明書を良く読み理解しておきます。

シートを裏返します

RECAROシートを用意し・・・

RECAROシートに付属する取り付けキット

同梱の取り付けキット

ドライバーズシートが外れましたら、同様の要領でアシスタントシートも取り外します。

電気配線作業を終えた後、配線が突っ張った箇所が無い様に注意しながら、必要であれば束線バンド等で固定しながら配線の取り回しを適切な場所となる様に配置します。

配線の取り回しが適切に行えましたら、電気配線作業を行うに当たり取り外しておりましたヒューズ&リレーボックスのカバー、バッテリーフィニッシャー、バッテリーカバー、A席フロア サイドフィニッシャー、A席側キッキングプレート、リヤクオーターA席側サイドフィニッシャー、リヤフロアボックス内のトレー、リヤパーセルシェルフボードのD席側にある純正スーパーウーハー取り付け部に取り付けられているフィニッシャー等を、元通りに取り付け復元します。

← RECAROシート用電源配線

カプラーを外しました

シートベルトストライカーの配線を取り外します

シート本体を交換する前に、防傷テープで保護します

バッテリー プラス端子に、別途用意しました電源取り出し用ターミナルを取り付けます。

バッテリー プラス端子を締め付けているナットを緩めボルトを外します。

このバッテリー プラス端子を締め付けていましたボルトを、別途用意しました電源取り出し用ターミナルに同梱されていますネジ部が長いボルトに交換し、改めてバッテリー プラス端子を締め付けておきます。

バッテリー プラス端子に電源取り出し用ターミナルを取り付けます。  この電源取り出し用ターミナルに、RECAROシート本体へ電源を供給する配線に接続したヒューズソケットを接続し、電気配線作業を終えます。

シート電源配線の端部にギボシオスを取り付けました

RECAROシートに供給する電源を、バッテリー プラス端子に接続する配線から、リレーの接点側を介し RECAROシート本体に付属している配線のプラス側線(赤)へ接続・・・。

別途用意したリレー作動電源供給用配線を、リヤパーセルシェルフボード 電源ソケット裏側カプラーを外し、カプラーと電源ソケット裏側端子の間に接続・・・。

別途用意したリレー作動電源供給用配線を延長し、リレーのコイル側へプラス・マイナス共に接続・・・。

RECAROシート本体に付属している配線のマイナス側線(茶)をリレーを取り付ける為に用意したステーに接続しボディーアースとします。

ステーにリレーを固定し、配線を接続しました

配線を接続して行きます

リヤパーセルシェルフボード 電源ソケット裏側カプラー

今回の作業では、RECAROシート本体、RECARO純正シートレール及びこれらの付属品 以外に、BOSCH製リレーR-2、リレー取り付けステー等を別途用意しました。

リヤパーセルシェルフボード前側中央にある電源ソケットに供給されているアクセサリー電源を利用し、RECAROシートに供給されるバッテリー プラス端子に接続する配線からのバッテリー電源を制御する様に配線します。

リヤパーセルシェルフボードのD席側にある純正スーパーウーハー取り付け部に取り付けられているフィニッシャーを、クリップクランプツール等を使用し取り外します。

バッテリープラス端子に接続するφ3の配線は、この場所まで通しておきます。

別途用意したリレー作動電源供給用配線

別途用意したリレー取り付け用ステー

別途用意したリレー

リヤパーセルシェルフボード 電源ソケット裏側

リヤパーセルシェルフボード 電源ソケット

A席フロア サイドフィニッシャー、A席側キッキングプレート、リヤクオーターA席側サイドフィニッシャーを取り外し、バッテリープラス端子に接続するφ3の配線を、サイドステップ内側とフロアカーペットの間に配置し、リヤパーセルシャルフボードまで通します。

この時には、バッテリープラス端子に接続するφ3の配線にコルゲートチューブを被せ、ボディー等と擦れ合い配線の被覆が損傷しない様にしておく必要があります。

リヤフロアボックスのリッドを開け、セパレーターボードを手で持ち上げた状態で、クリップクランプツール等を使用しリヤフロアボックス内のトレーを取り外します。

リヤパーセルシェルフボード内に、バッテリープラス端子に接続するφ3の配線を通しておきます。

リッドを開け、セパレーターボードを持ち上げた状態

A席後部にあるリヤフロアボックス

A席フロア サイドフィニッシャーを取り外し、配線を固定します

バッテリー プラス端子に接続する配線を通しました

丸型に整形された部位をカットします

バッテリーの奥側にあるヒューズ&リレーボックスのカバーを取り外します。

このヒューズ&リレーボックスの奥側・・・、カウルトップパネルのフィニッシャー下側にある、メインハーネスが中央を通るダストブーツが見えて来ました。

このメインハーネスが中央を通るダストブーツのフロント側にある丸型に整形された部位(画像の矢印が示す部分)を切り取り(あるいは、スリットを入れ)、バッテリープラス端子に接続する為に用意しておりましたφ3コードを通します。

このφ3コードは、最終的な取り回し長さ等が決定するまで、このままの状態としておきます。

まずは、電気配線から行う事にします。

エンジンルーム内にあるバッテリーカバーを取り外します。

クリップを8個取り外し、バッテリーケース上部に取り付けられているバッテリーフィニッシャーを取り外します。

RECAROシートを取り付ける事になりました。

今回、6号機に取り付けるRECAROシートは、RECARO SPORTS-JC 350 LIMITED 2 CABRIOです。

この RECARO SPORTS-JC 350 LIMITED 2 CABRIOは、リクライニングが電動で行える様になっている他、ベンチレーターファン(レカロ・ヴェント)、シートヒーターが装備されています。

この為、シートの交換作業の他に、電気配線を行う必要があります。
 

自動車に取り付けられているシートは、事故等の衝撃から乗員を守る役割も担っている事から、十分に吟味し選択する事が必要です。

取り付けも、確実な作業を行っていない場合、乗員が障害等を負う可能性があります。

シートベルト、シートベルトストライカーを取り外し、あるいは取り付ける際には、特に注意が必要です。

シートベルトに傷等を付けてしまった場合際には、新品のシートベルトに交換する事が必要となります。

シートベルトに傷等を付けてしまったまま再使用した場合、走行中等にシートベルトが破断し、乗員が車外へと放出される場合も考えられます。

シートベルトのシトベルトストライカー挿入部、あるいはシートベルトストライカーを変形、損傷等させた場合にも、新品のシートベルトに交換する必要があります。

シートベルトのシトベルトストライカー挿入部、あるいはシートベルトストライカーを変形、損傷等させた場合に当該部品を再使用した場合には、走行中等にシートベルトがシートベルトストライカーから外れ、乗員が車外に放出される等の危険性があります。

シートを自動車メーカーの純正部品以外に交換する場合には、道路運送車両法の保安基準に準拠した製品を選ぶ事が必要です。

またシートを車両に取り付ける際に使用するシートレールも道路運送車両法の保安基準に準拠した製品を選ぶ事が必要です。

道路運送車両法の保安基準に抵触する製品を選んで車両に取り付けた場合には、自動車継続検査等(車検等)に不合格となるばかりでなく、乗員に危険を及ぼす恐れがあると言う事も予め理解しておく必要があります。

RECAROシートを取り付ける際、左右のシートレールが同時にロックされる位置でシートレールと車体とを固定しておく必要があります。

この状態から ずれた位置で取り付けた場合には、シートレールの片方のみでしたスライド部分が固定されていない事から、走行中等に不用意にシートが動いてしまい、運転者が操作を誤り事故等を起こしてしまう可能性があります。

シート本体、シートレール等に改造を施す事は、道路運送車両法の保安基準に抵触する恐れがある可能性があるばかりではなく、乗員を保護すると言う観念からも外れてしまう可能性があります。

RECAROシートを取り付ける際に行った電気配線は、配線に余裕を持たせて行う様にします。

配線に余裕が無い場合には、車両の振動等で配線が破断等し、RECAROシート電動作動部が作動しなくなるばかりでなく、配線の破断箇所からショートし、最悪の場合には車両火災が発生する可能性があります。

電気配線を行う際には、新たに行う電気配線の取り回しには十分に注意を払い、ボディー等と直接に配線が干渉し、被覆が容易に破れ、ショート等しない様に考慮しながらの作業が必要です。

電気配線を行う際には、作動する部位の電力消費量を考慮しながら配線の太さ等を決定する必要があります。

電力消費量に対し、細い配線を使用した場合には、その後に直ぐではなくとも配線が過熱等してしまい、最悪の場合には車両火災が発生する事が考えられます。

RECAROシートの場合には、配線のプラスとマイナスを誤配線すると、電動作動部が焼損等してしまい、大幅な修理が必要な場合がありますので注意が必要です。

車体からシートを取り出す際、あるいは車体にシートを挿入する際等には、必要と思われる車体外装・内装の箇所に傷等が付かない様な対策を行い作業を行う事が必要です。

特にシートレールの車体との取り付け部は、バリ等が多少残っており、車体等に直接接触すると車体等に傷等を付けてしまう結果となってしまいます。

簡単な作業の様ですが、乗員の命を預けているシートですから、十分な知識と経験を持った物が作業を行う事を推奨致します。


RECARO ライセンスステッカー

配線を取り回しし、束線バンドで固定しました

シートベルトストライカーを取り付けました

シートレールを取り付けました

取り外した純正シートから、シートベルトストライカーを取り外します

取り外したシートベルトストライカー

シートレール

RECARO純正シートレール

ドライバーズシートを取り外しました

キャップを外すと、取り付けボルトが見えます

シート フロント側の取り付け状態

RECAROシート電気配線図

ヒューズソケットを介し、シート電源配線を接続しました

電源取り出し用ターミナルを取り付けます

プラス端子用ボルトを別途用意した長い製品に交換します

プラス端子用ボルト (左:純正、右:別途用意した製品)

電源取り出し用ターミナルを別途用意しました

シーリング処置を施しました

プラス端子に接続する配線にコルゲーツチューブを被せます

20Aヒューズを挿入しました

端子等を取り付け、車両への取り付け準備が出来ました

ヒューズソケットを別途用意しました

コルゲートチューブを被せ、カプラー根元付近はテープで保護します

ステー、リレーの取り付け状態

プラス側:平端子メス、マイナス側:φ6丸端子

配線の電源供給側を加工しました

レカロシートに付属している配線等

バッテリー プラス端子に接続する配線を、ここまで通しました

リヤパーセルシェルフボード 純正スーパーウーハー取り付け部

フィニッシャーが外れました

クリップクランプツール等を隙き間に嵌めこみ外します

D席後部、リヤパーセルシェルフボード フィニッシャーを外します

リヤパーセルシェルフボード内に配線を通します

トレーが外れました

クリップクランプツール等を使用し、トレーを取り外します

フィニッシャーを外し、配線をリヤフロアボックス裏側へ通します

キッキングプレートを取り外し、カーペットの下側に配線を通します

配線にコルゲートチューブを被せます

束線バンドで配線を固定しました

バッテリー プラス端子に接続する配線を通しました

RECAROシートの電力消費量を考慮し、φ3コードを用意しました

メインハーネスが中央を通るダストブーツがあります

カウルトップフィニッシャーの下側に・・・

ヒューズ&リレーボックスのカバーが外れました

バッテリーの奥側にヒューズ&リレーボックスが見えます

ヒューズ&リレーボックスのカバーを外します

Z33型車 エンジンルーム全景

取り外したバッテリーフィニシャーとクリップ

バッテリーフィニッシャーが外れました

バッテリーフィニッシャーを取り付けているクリップを外します

バッテリーカバーを外すと、バッテリーが見える様になります

バッテリーカバーを外します

RECARO SPORTS-JC 350 LIMITED 2 CABRIO

最後に、D席側、A席側共にボディーのドア開口部に保護の為に貼り付けた防傷フィルム等を剥がし取り除きます。

← シートベルト
   ストライカーの配線

シート リヤ側の取り付け状態

室内側に余裕を持って配線を通しておきます