PRINCE SKYLINE

”SKYLINE”というネーミングが生まれたのは、1955年(昭和30年)3月の志賀高原にさかのぼる。

「そう、熊の湯から横手山越えのスキーツアーに出かけたんです。  今では嘘のような話しですが、リフトすらない当時は、熊の湯から かんじきをはいて登るのですが、残雪が膝まで埋まるようなつらい登りで、横手山山頂に着いたときには鼻血が出るほどの疲れを感じていました。  いよいよスキーをつけて草津を目指すとき、何気なく後ろを振り返ったんです。  その景色は、実に印象的でした。  ”空は何処までも蒼く、山なみは白く続き、それを区切る白い稜線と大自然がつくりあげる光景はこんなに美しいものか”、と感動したものですし、新しい車をつくるとすれば、”SKYLINE”という名前をつけようーと思った瞬間を今でも覚えています。」

そして、”SKYLINE”は現実となって誕生した。

命名者は、”SKYLINE”の設計者自身である。

余白

”SKYLINE”命名の地

〜〜〜プリンス自動車工業 PRINCE SKYLINE 開発責任者 櫻井 眞一郎 氏の言葉より・・・〜〜〜

櫻井 眞一郎 氏