フロアカーペット修理

取材車両 S15-500765
入庫日   2006年03月21日
走行距離 28295km

フロアカーペットが捲れる様に出て来ています・・・

キッキングプレートを外しました

ガイドとカーペットが外れています

外れてしまっているホッチキスの針を外します

大型の専用ホッチキスを使用します

カーペットが元通りに取り付け出来ました

キッキングプレートを取り付けて完了です

余白

ユーザーから、運転席右足元のフロアカーペットが捲れる様に出て来たので修理してほしいと依頼を受けました。

早速 現車を確認します。

キッキングプレートとボディーサイドウェルトに隠れているはずのフロアカーペット端部が、固定されている箇所が外れて出て来てしまっている様です。

キッキングプレートを取り外し、フロアカーペット端部の固定されている箇所がどうなっているのかを確認してみます。

フロアカーペットと、フロアカーペットを車体に固定する為のガイドを固定しているホッチキスの針が外れてしまっています。

この車両では、前部と後部にガイドが取り付けられていますが、前側のガイドのホッチキスの針の内、3個中前側2個が外れてしまっていました。

ガイドに残っているホッチキスの針を取り除きます。

かなり丈夫な針ですので、手だけでは無理ですので、ラジオペンチ等を使用し取り除きます。

フロアカーペットとガイドを元通りの取り付け位置となる様に仮付けし、専用の大型ホッチキスで針を打ち込み固定します。

専用の大型ホッチキスが直ぐに用意出来ない場合には、フロアカーペットとガイドを元通りの取り付け位置となる様に仮付けし、フロアカーペットとガイドを一緒に千枚通しの様な工具を使用し穴を空けます。

その穴にステンレスワイヤーを通し、結んで固定する様にします。

また、フロアカーペットの端部に近過ぎるとフロアカーペットが千切れ、再びフロアカーペットとガイドが外れてしまう事になりますので、フロアカーペット端部から最低5m/mは内側でガイドと固定する様にします。

フロアカーペットとガイドが固定出来ましたら、ガイドをボディーの取り付け部へ取り付け、フロアカーペットに引っ張られる様な無理な力が掛かっていない事を確認し、キッキングプレートを取り付けます。

簡単な作業ですが、早目に修理しておかないとフロアカーペットに変な癖が付く事が有りますし、今回は2箇所ホッチキスの針が外れていましたが、全てのホッチキスの針が外れてしまう事にもなりかねません。