ルームミラーのガタつき

取材車両 S15-500990
入庫日   2008年09月15日
走行距離 88245km

特にユーザーからの指示はありませんが、気になる箇所がありましたので修理しておく事にしました。

ルームミラーは、隙き間無く固定され、ガタつきも無くなりました。

ルームミラーを取り付けました

ルームミラーを取り付けました

ルームミラーベースを取り付けました

フロントガラスに接着されているルームミラーベース取り付けブラケットにルームミラーベースを取り付けます。

続いて、ルームミラーベースにルームミラーを取り付けます。

左側のビスも取り外し、ルームミラーベースを、フロントガラスに接着されているルームミラーベース取り付けブラケットから取り外します。

フロントガラス、フロントガラスに接着されているルームミラーベース取り付けブラケット、ルームミラーベース等に損傷・不具合等は見受けられませんでした。

単にビスが緩んだ様です。

ルームミラーを取り外し、ルームミラーベースの状態を確認します。

先ほど、ルームミラーを取り外す際に落下して来た小さなビスは、このルームミラーベースを取り付けている右側のビスだった様です。

ネジ穴からビスが脱落し、無くなっていました。

ルームミラーベースを取り付けている左側のビスを確認すると、こちら側も緩んでいます。

落下して来たルームミラーベースを取り付けるビス

右側の取り付けビスが外れ、ガタついています

ルームミラーベース

ルームミラーのベースが浮き上がる様になっており、ガタついています。

ルームミラーベースが、接着されているフロントガラスから外れているものと思われました。

ルームミラーを取り外す際、強引な力で取り外そうとすると、車両衝突時等に乗員を保護する為に働くルームミラー脱落のメカニズムが働き、ルームミラーベース等を損傷させてしまう可能性があります。

このメカニズムが働いた場合には、新品のルームミラーAss'yに交換する事が必要となります。

また、このメカニズムが働かない場合にでも、フロントガラスが大きく損傷する可能性があります。

この場合には、フロントガラス等を交換する必要があります。

当該ビスは、通常では緩む事が無いのが通例ですが、車両特製により緩み易い車種もあります。

この様な車種に当該整備を行う場合には、ネジロック等を塗布し、当該ビスの緩み止め等の処置を行う事を推奨致します。

ルームミラーが脱落し、ルームミラーが装着されていない状態のまま車両の使用を続ける事は、道路運送車両法の保安基準に抵触しますので、早急に整備を行う事が必要です。


隙き間もガタつきも無くなり、確実に固定されています

ブラケットはフロントガラスに確実に接着されています

ブラケットの接着具合を確認します

ルームミラーを外し、ルームミラーベースの取り付け状態を確認してみる事にします。

ルーミラーを取り付けているビスを緩めて行くと、小さなビスがミラーベース付近から落下して来ました。

ルームミラーを取り外します。

ルームミラーベースの右側に大きな隙き間が出来ています

ルームミラーにガタつきがあります

取り外したルームミラーベース

ルームミラーベースを取り外します

ルームミラー本体が外れました

プラスドライバー#2を使用し、ルームミラー本体を取り外します

ルームミラーを真下から見ます