皆さんはPSF(パワーステアリングフルード)を修
理の時を除いて、メンテナンスの一環として交換
したことがありますか？
おしるこちゃんは、新車で購入後、約20,000km走
行時に必ず交換しています。
新車の時には、メーカーでは製造した部品を綺麗
に洗浄して組み立てていますが、やはり極微細な
切削粉、異物は多少混入しています。
このまま使用し続けると、異物がパワーステアリ
ング装置内に循環し、この異物が装置内の部品
を極微少ですが傷付けて行ってしまいます。
最初から内部に入っている異物が循環する事に
より、新たな異物が発生してしまいます。

しばらくエンジンを停止して、パワーステアリング
ポンプも停止していると、内部にある異物が下方
へ沈殿してしまいます。
エンジン始動し約10分間アイドリングして、異物が
パワーステアリングフルードに混ざった頃にエンジ
ンを停止しパワーステアリングフルードをパワース
テアリングギヤボックスとパワーステアリングホー
スの結合部を外して抜きます。抜けきったら、抜け
た分と同じ量の新品のパワーステアリングフルー
ドをリザーバータンクのキャップを外し注入します。
その後、再度エンジンを始動し同じく約10分間アイ
ドリングした後エンジンを停止します。
ここで先程と同じ様にパワーステアリングフルード
を抜きます。そして、また抜けた分と同じ量を注入
します。
抜いた量だけ新品のパワーステアリングフルード
がリザーバータンクから入らない場合には、リザー
バータンクのアッパーレベルまで新品のパワース
テアリングフルードを注入し、エンジン始動後注入
すれば入って行きます。ただし、直ちに素早く注入
しないとパワーステアリングポンプが焼き付く等の
トラブルの原因となります。
パワーステアリングフルードの抜いた箇所の増し
締めを行い、エンジンを始動し漏れが無い事を確
認します。

簡単ですが、以上が交換方法となります。
車両により、これらの方法は少しずつ変わります。
詳しくは、お問い合わせいただきましたら判る範
囲でお答えさせていただきます。