タイヤ交換

取材車両 TC24-169419
入庫日   2010年08月22日
走行距離 69923km

エアバルブよりバルブコアを取り外します。

エアバルブよりタイヤにエアを充填し、タイヤを膨らませます。

規定値より多めにエア圧を充填し、ロードホイールの中心とタイヤの中心とを相対的に合致させます。

加えて、ロードホイールのリムに対し、タイヤのビードを密着させます。

今回の作業では3.0kg/cm²のエア圧を充填しました。

タイヤの外側ビードをマウントヘッドの挿入ガイドに合わせ、マウントヘッドに対しターンテーブルの回転前側をロードホイールの外側リムの外側へ、回転後側をロードホイールの外側リムの内側へセットします。

この状態が保てる様に、マウントヘッドに対しターンテーブルの回転後側のサイドウォール部を手の平で下側へと押さえ付けます。

手の平で押さえ切れない場合には、タイヤチェンジャーに装備されておりますプレスローラー、ホールドプレスを使用、及びタイヤレバーの先端をロードホイールの外側リムの内側に掛け、タイヤの外側サイドウォールを下側へと押さえ付ける様にします。

タイヤの内側ビードは、比較的容易にロードホイールの外側リムより嵌め込む事が可能ですが、タイヤの外側ビードは、この様に下側へと押さえ付ける大きな力が必要となります。

また、マウントヘッドに対しターンテーブルの回転前側のロードホイールの外側リムの外側にセットしているタイヤの外側ビード部も、保持する必要性があります。

マウントヘッドに対しターンテーブルの回転前側のロードホイールの外側リムの外側にセットしているタイヤの外側ビード部がマウントヘッドの挿入ガイドより滑り落ち、マウントヘッドの挿入ガイドの下側へ落ちた状態となった場合には、ターンテーブル回転時にタイヤの外側ビードがロードホイールの外側リムとマウントヘッド間に挟まれ、タイヤの外側ビードが亀裂・損傷してしまう原因となります。

ターンテーブルを回転させ、タイヤの内側ビードを、ロードホイールの外側リムの内側へと嵌め込みます。

タイヤのビード部、全集に渡りビードワックスを塗布します。

ビードワックスは、タイヤのビード部の表面、裏面共に塗布しておきます。

タイヤチェンジャーを使用し、タイヤをロードホイールに組み込む際、ロードホイールのリム部に接触するタイヤのビード部等、及びタイタチェンジャーのマウントヘッドに接触するタイヤのビード等にビードワックスを塗布しておきます。

タイヤのビード部にビードワックスを塗布せずに、タイヤをロードホイールに組み付けた場合には、ロードホイールのリム部、あるいはタイヤチェンジャーのマウントヘッドによりタイヤのビード部等が損傷等してしまう事により、当該箇所よりエア漏れが発生する原因となる可能性があります。

タイヤのビード部にビードワックスを塗布せずに、タイヤをロードホイールの組み付けた場合には、ビードワックスの役割の一つでもある密封作用が発揮されず、ロードホイールのリム部内側とタイヤのビード部が密着する部位よりエア漏れが発生する原因となる可能性があります。

エアバルブの、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に挿入される部位に、ビードワックスを塗布します。

エアバルブは、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴を通し取り付けますので、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に接触する部位にはビードワックスを塗布し、滑り易くしておく必要があります。

エアバルブにビードワックスを塗布せずに、エアバルブをロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に挿入し取り付けた場合には、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴部によりエアバルブが損傷等してしまう事により、当該箇所よりエア漏れが発生する原因となる可能性があります。

エアバルブにビードワックスを塗布せずに、エアバルブをロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に挿入し取り付けた場合には、ビードワックスの役割の一つでもある密封作用が発揮されず、当該箇所よりエア漏れが発生する原因となる可能性があります。

エアバルブキャップを取り外します。

ビードワックスを塗布したエアバルブを、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に内側より挿入します。

カッターナイフで切断し、エアバルブを取り外します

タイヤを外したロードホイールの点検を行います。

ロードホイールに変形・損傷等が無い事を確認します。

ロードホイールに錆が発生していない事を確認します。

ロードホイールに錆が発生している場合には、錆を取り除くか、もしくはロードホイールを新品の部品に交換する必要があります。

アームをセットし、マウントヘッドをロードホイールのリムに沿わせる様にセットします。

ロードホイールとタイヤの分離は、ロードホイールに取り付けられているエアバルブの取り付け部位より実施します。

ターンテーブルを回転させ、マウントヘッドと対向する位置より若干進めた位置とします。

タイヤレバーをロードホイールとタイヤとの隙間に挿入し、タイヤのビード部をマウントヘッドの上に乗せます。

ロードホイールを取り外したハブの状態を確認します。

ロードホイールのディスクに接触する部位のディスクローターに錆が発生しています。

この様な状態では再びロードホイールを取り付けた際に、ディスクローターとロードホイールにディスクとの間に錆を挟み込んだ状態で取り付ける事となり、ディスクローターにロードホイールのディスクが密着していない状態となってしまいます。

また、ハブのセンター部にも錆が発生しており、ドライブシャフトアウタージョイントのネジ部を取り外す作業を行った場合、当該ネジ部が大きく損傷してしまう可能性があります。

タイヤ交換を行います。

用意したタイヤは、

ブリヂストン

Playz RV 195/65R15 91H

です。

取り外したタイヤは、お客様に確認していただいた後、産業廃棄物として適切に処分致しました。

ホイールナットの増し締めを行います。

ホイールナットは、トルクレンチを使用し規定トルクで確実に締め付けます。

ロードホイールにホイールカバーを取り付けます。

ホイールカバーには、ロードホイールに取り付けられているエアバルブの取り付け位置が示されておりますので、この示された位置とエアバルブの位置とが相対的に一致する様に取り付けます。

ホイールカバーがロードホイールに確実に嵌め込まれているいる事を確認します。

車両にロードホイールを取り付けます。

ホイールナットは仮締めの状態とし、リフトを降ろしタイヤを接地させます。

ロードホイールの洗浄、ロードホイールのリムとタイヤのビードの密着部位よりエア漏れを確認した後、ロードホイールをエアブローし乾燥させておきます。

ロードホイールを洗浄します。

この時、ただ単にロードホイールを洗浄するだけでは無く、ロードホイールのリムとタイヤのビードの密着部位よりエア漏れが発生していない事を確認する意味も含まれております。

ロードホイールの外側だけでなく、内側も洗浄し、同時にエア漏れの確認を行う事が必要です。

同時に、ホイールカバーの洗浄も実施致しました。

ロードホイールを洗浄します

ホイールカバーのエアバルブ位置を合わせておきます

ホイールカバーを取り付けました

ホイールバランサーより、ロードホイールを取り外します。

タイヤのトレッド部に貼り付けられているレベルを取り外します。

再び、ホイールバランサーのモーターを駆動し、ホイールバランスの測定の為にロードホイールを回転させます。

ホイールバランサーのモニターに、ロードホイールのアンバランスが解消し良好となった旨が表示されました。

ホイールバランスの調整作業が終了です。

ホイールバランサーのモニターに、ロードホイールのアンバランス数値、アンバランス位置が表示されました。

モニターに表示されているアンバランス数値、アンバランス位置に従いながら、バランスウェイトをローロホイールの外側リム、内側リムにバランスウェイトを取り付けます。

今回の作業では、外側リムに25g、内側リムに15gのバランスウェイトを取り付けました。

バランスウェイトはスチールロードホイール用の打ち込み型を使用し、ウェイトハンマーを使用してロードホイールのリムへと取り付けました。

ホイールバランサーに、タイヤを取り付けたロードホイールをセットし、ホイールバランスの測定・調整を行います。

ホイールバランサーにロードホイールをセットし、コーンでロードホイールのディスクのセンターハブ部の中心を出し、ハンドルで固定します。

ホイールバランサーに、ロードホイールの内側リムの位置、外側リムの位置、リムの形状と寸法を入力します。

ロードホイールのセット状態が正しい事を再確認し、ホイールバランサーのモーターを駆動し、ホイールバランスの測定の為にロードホイールを回転させます。

ホイールバランスの測定・調整を行います

ホイールバランスのアンバランス数値・位置が表示されました

内側リムに15gのバランスウェイトを取り付けました

外側リムに25gのバランスウェイトを取り付けました

ホイールバランスが良好となりました

エアバルブにバルブキャップを取り付けます。

バルブキャップの内部には、エアバルブとバルブコアの隙間よりエア漏れが発生した時に簡易的にエア漏れを止める為のシールリングが取り付けられております。

このシールリングがバルブキャップの内部に確実に取り付けられているかを確認します。

シールリングの取り付け位置がずれていたり、外れかかっている様な場合には、シールリングがエアバルブに取り付けられているバルブコアの先端を押してしまい、エア漏れを起こす原因となる可能性があります。

タイヤに充填した空気圧を減圧し、エアバルブにバルブコアを取り付けます。

タイヤに充填されるエア圧を規定値に調整します。

今回の作業では2.0kg/cm²のエア圧を充填し調整ました。

エアバルブのエア充填口に石鹸水等を噴霧し、エアバルブよりエア漏れが無い事を確認します。

石鹸水の成分によりましては、金属を酸化させる成分を含んでいる可能性がある事から、エア漏れの確認を実施した後、石鹸水等を噴霧しましたエアバルブ周辺を、水道水等の流水で洗い流しておく事を推奨致します。

エアバルブよりバルブコアを取り外します

エアバルブよりエアを充填します

エアバルブよりバルブコアを取り外しました

エア漏れの点検を行います

バルブキャップ内部のシールリングの取り付け状態を確認します

タイヤのビードが内側・外側共に、ロードホイールの外側リムと内側リムの間に嵌り込みました。

タイヤチェンジャーのアームを起こし解除します。

タイヤの軽点(黄色の丸印)がロードホイールのエアバルブ位置となっている事を確認します。

ずれている場合には、タイヤの軽点とロードホイールのエアバルブ位置が相対する位置となる様に、ロードホイールを固定した状態でタイヤのみを回転させます。

タイヤチェンジャーのチャックを解除し、タイヤを嵌め込んだロードホイールをターンテーブルより取り外します。

タイヤチェンジャーにセットされておりますロードホイールに、タイヤを嵌め込んで行きます。

ロードホイールに被せる様に、タイヤをセットします。

アームをセットします。

タイヤの内側ビードをマウントヘッドの挿入ガイドに合わせ、マウントヘッドに対しターンテーブルの回転前側をロードホイールの外側リムの外側へ、回転後側をロードホイールの外側リムの内側へセットします。

ターンテーブルを回転させ、タイヤの内側ビードを、ロードホイールの外側リムの内側へと嵌め込みます。

ターンテーブルを回転させ、ビードを嵌め込んで行きます

内側のビードを嵌め込みます

ビードを嵌め込みました

ターンテーブルを回転させ、ビードを嵌め込んで行きます

アームを起こし、解除しました

タイヤには、種類により回転方向が指定されているもの、

表面(OUT SIDE)・裏面(IN SIDE)の組み付け面が指示されているものがあります。

今回の作業で用意しましたタイヤには、表面(OUT SIDE)・裏面(IN SIDE)の組み付け面が指示されております。

タイヤのビード部、全周に渡りビードワックスを塗布しました

タイヤのビード部、全周に渡りビードワックスを塗布しました

用意した新品のタイヤを、ロードホイールに取り付けます。

ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴に内側より挿入したエアバルブのエア充填口が、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴の外側へと出ました。

エアバルブのエア充填口に設けられているネジ部に、バルブインサーターの先端部を奥まで捩じ込みます。

捩じ込む量が少ない場合には、エアバルブのエア充填口に設けられているネジ部等を損傷してしまう可能性があります。

バルブインサーターに取り付けられているラバースリーブをロードホイールの外側リムに当てます。

ロードホイールの外側リムに当てたラバースリーブを支点として、エアバルブのエア充填口に設けられているネジ部に捩じ込んだ部位とは反対の端部を押し下げる様にします。

エアバルブを、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴の中で引き上げる様にして、エアバルブのストッパー部が、ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴上部に出た状態とします。

エアバルブのストッパー部は、全周に渡ってロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴上部に出た状態となっている事を確認しておきます。

新品のエアバルブを用意します。

エアバルブにビードワックスを塗布しました

取り付け穴にエアバルブを挿入します

取り付け穴にエアバルブを挿入します

バルブインサーターをエアバルブに取り付けます

エアバルブが、規定の位置に取り付け出来ました

ラバースリーブをリムに当て、テコの原理で引き上げます

エアバルブを取り付けました

エアバルブを取り付けました

ロードホイールの外側リムよりエアバルブを取り外しましたら、ロードホイールの外側リム・・・、

エアバルブ取り付け穴には、タイヤ滓(ゴム滓)が付着しています。

このタイヤ滓を、硬質毛ブラシ、真鍮ブラシ等で清掃し取り除いておきます。

この時、スチールワイヤーブラシ、ステンレスワイヤーブラシ等のロードホイールの材質と硬さが同等、もしくはそれ以上の硬さを持つ材質のブラシを使用しタイヤ滓を取り除こうとした場合には、ロードホイールのリム部等に傷等を付けてしまう結果となり、ロードホイールとタイヤの組み付け部に隙間が生じ、エア漏れの原因となる可能性があります。

カッターナイフを使用し、ロードホイールの外側リムの内側に沿う様にエアバルブを切断します。

ロードホイールの外側リムのエアバルブ取り付け穴より、エアバルブを切断し取り外しました。

ロードホイールの外側リムに取り付けられておりますエアバルブを取り外します。

エアバルブを取り外しました

エアバルブを取り外しました

切断し取り外した、エアバルブ

ロードホイールの、タイヤのビード部が密着し嵌め込まれておりましたリム部には、タイヤ滓(ゴム滓)が付着しています。

このタイヤ滓を、硬質毛ブラシ、真鍮ブラシ等で清掃し取り除いておきます。

この時、スチールワイヤーブラシ、ステンレスワイヤーブラシ等のロードホイールの材質と硬さが同等、もしくはそれ以上の硬さを持つ材質のブラシを使用しタイヤ滓を取り除こうとした場合には、ロードホイールのリム部等に傷等を付けてしまう結果となり、ロードホイールとタイヤの組み付け部に隙間が生じ、エア漏れの原因となる可能性があります。

タイヤ滓が付着しているロードホイールのリム

取り外したタイヤは、お客様の承諾を得て処分する際には、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。

ロードホイールよりタイヤが外れました。

マウントヘッドの上に乗せたビード部が、マウントヘッドより落ちない様に注意しながら、ターンテーブルを正回転させます。

ターンテーブルを約1回転させると、ロードホイール内側のリムの内側に嵌め込まれていたタイヤ内側のビード部が、ロードホイール外側のリムの外側へと外れました。

ロードホイール内側のリムに嵌め込まれておりましたタイヤ内側のビード部も、ロードホイール外側外側のリムの外側へと外します。

ロードホイールとタイヤの分離は、ロードホイールに取り付けられているエアバルブの取り付け部位より実施します。

ターンテーブルを回転させ、マウントヘッドと対向する位置より若干進めた位置とします。

タイヤレバーをロードホイールとタイヤとの隙間に挿入し、タイヤのビード部をマウントヘッドの上に乗せます。

ターンテーブルを回転させます

ビード部がリムより外れました

ターンテーブルを回転させます

ターンテーブルを回転させます

マウントヘッドの上に乗せたビード部が、マウントヘッドより落ちない様に注意しながら、ターンテーブルを正回転させます。

ターンテーブルを約1回転させると、ロードホイール外側のリムの内側に嵌め込まれていたタイヤ外側のビード部が、ロードホイール外側のリムの外側へと外れました。

タイヤレバーを挿入し・・・

タイヤが外れました

マウントヘッドの上に、タイヤのビード部を乗せました。

画像の様に、ロードホイールに取り付けられておりますエアバルブ位置のタイヤのビード部は、マウントヘッドの上に乗せられているビード部と共に引き上げられる様に、ロードホイールのリムの外側へと引き出され様としています。

マウントヘッドをロードホイールに合わせてセットします

チャックをロードホイールのリム外側に掛け、ターンテーブルに固定します。

当該車両に取り付けられておりますロードホイールは、リバースリムではなくノーマルリムを採用している為、ターンテーブルに固定するロードホイールのリムは、内側のリムとします。

これより先は、タイヤチェンジャーを使用した作業となります。

ビードブレーカーを使用し、ロードホイールのリム内側に密着し取り付けられておりますタイヤのビード部を外します。

ロードホイールの内側、ロードホイールの外側の順序で、作業を行います。

この時、ビードブレーカーがロードホイールに取り付けられておりますエアバルブを損傷等させない様に、ビードブレーカーに対するロードホイールに取り付けられているエアバルブ位置を合致させない様にずらせ、接触しない様に注意する事が必要です。

内側のビードをリムより外しました

内側のビードをリムより外します

外側のビードをリムより外します

ロードホイールのリムに取り付けられておりますバランスウェイトを取り外します。

当該車両の様に、バランスウェイトがロードホイールのリムに打ち込まれているタイプの物では、ウェイトハンマーを使用し、ロードホイールのリムよりバランスウェイトを取り外します。

バランスウェイトは、ロードホイールの外側リム、内側リムにそれぞれ取り付けられています。

バランスウェイトを取り外します

バランスウェイトを取り外しました

外側のリムに取り付けられているバランスウェイトを取り外します

バランスウェイトを取り外しました

ロードホイールに取り付けられている、エアバルブのバルブキャップを取り外します。

バルブコアツール(バルブむし回し)を使用し、エアバルブに取り付けられているバルブコアを取り外します。

バルブキャップを取り外します

バルブキャップを取り外します

取り外したロードホイールを点検します。

ロードホイールに変形・損傷等がある場合には、修正もしくは交換する事が必要です。

タイヤを点検します。

タイヤの溝の深さは全周に渡って約2mmとなり、トレッドにはひび割れが発生しています。

取り外した、ロードホイール

ハブのセンター部を、シャシーブラックで塗装しました。

これで、ハブのセンター部の錆の発生は、抑えられるはずです。

ロードホイールのディスクに接触する部位のディスクローターは、錆を取り除いた状態のままとします。

ハブのセンター部は錆を取り除き、シャシーブラックで塗装を施し、再び錆が発生しない様に処置を施しておきます。

ハブのセンター部外周にマスキングテープを貼り付けます。

マスキングテープで囲ったハブのセンター部を、シャシーブラックで塗装しました。

PITWORK

シャシーペイント(水性黒) (品番:KA240-42051)

ブラシ(真鍮ブラシ)ビットを取り付けたエアドリルを用意しました。

ロードホイールのディスクに接触する部位のディスクローターに発生している錆・・・、

ハブのセンター部に発生している錆を取り除きます。

ホイールディスク接触部、ハブ センター部の錆が発生しています

ホイールディスク接触部、ハブ センター部の錆が発生しています

ロードホイールを取り外したハブ

ホイールディスク接触部、ハブ センター部の錆を取り除きます

ホイールディスク接触部、ハブ センター部の錆を取り除きました

ハブ センター外周にマスキングテープを貼り付けます

ハブ センター部をシャシーブラックで塗装します

ロードホイールを車両より取り外します。

トルクレンチを使用し、ホイールナットの締め付けトルクが規定値である事を確認しておきます。

ホイールナットの締め付けトルクが規定値よりも過大な場合には、ハブボルトに設計強度以上の引っ張り力が作用し、この状態のままで車両運行中等の衝撃が加わる事によって、ハブボルトに金属疲労が発生している場合があります。

ロードホイールに取り付けられておりますホイールカバーを取り外します。

取り外したホイールカバーを点検し、変形・損傷等が無いか・・・、

特に、ロードホイールに嵌め込まれる部位の樹脂爪に変形・損傷等が無い事を確認しておきます。

ロードホイールカバーに変形・損傷等がある場合には、再度ロードホイールに取り付けた際、車両運行時等に脱落する可能性がありますので、この様な場合には新品のホイールカバーを用意し、交換する事を推奨致します。

タイヤは、ロードホイールにリム幅に合った適切なサイズの物に交換する事を推奨致します。

ロードホイールのリム幅に合わないサイズのタイヤを装着した場合には、車両運行時等にロードホイールのリムよりタイヤのビードが外れてしまう等の事態が発生し、最悪の場合には車両の運行が行えなくばかりではなく、周辺の交通にも迷惑を掛けてしまう結果となる可能性があります。

ロードホイールに取り付けたバランスウェイト量が、少ないロードホイールよりフロントへと装着する事を推奨致します。

万が一の状態でバランスウェイトが脱落してしまった場合、ホイールバランスのアンバランス量が少ない方が、車両運行時の操縦安定性の悪化を最小限に抑える事が出来ます。

ホイールナットは、若干の距離を走行後、再びトルクレンチを使用し規定トルクで増し締めを実施する事を推奨致します。

ホイールカバーは、車両運行時等に脱落すると、周辺の交通にも大きな迷惑を掛けることとなり、最悪の場合には歩行者等に重大な傷害を及ぼす可能性がある事から、確実な取り付けを行う事が必要です。

タイヤチェンジャーは、ビードブレーカー、キャッチ、アーム等それぞれ高圧のエア圧で作動します。

この事により、十分な経験が無い者が作業を実施した場合には、作業者自身が不用意な行動により重大な傷害を負う可能性があります。

タイヤチェンジャーは、ターンテーブルが強力なモーターにより駆動され回転します。

この事により、十分な経験が無い者が作業を実施した場合には、ロードホイールのリムとタイヤーのビード間に手を挟まれる等により、作業者自身が不用意な行動により重大な傷害を負う可能性があります。

タイヤにエアを充填する際、エア圧の過度の充填は、タイヤを破裂させる原因ともなり、この様な事態となった場合には作業者自身が重大な傷害を負う可能性があるばかりではなく、車両、もしくは周辺の設備への重大な損傷を引き起こす結果となる可能性があります。

ホイールバランサーにロードホイールをセットする際には、コーン、ハンドルを使用し中心を出した状態でロードホイールを確実に取り付ける事が必要です。

ホイールバランサーのモーターを回転させアンバランスを測定中にロードホイールが不用意に外れた際には、作業者自身が重大な傷害を負う可能性があるばかりではなく、車両、もしくは周辺の設備への重大な損傷を引き起こす結果となる可能性があります。

慣れてしまえば簡単な作業ですが、車両運行中にロードホイールが車両より脱落したり、タイヤがバーストした場合には重大な傷害お伴った事故に繋がる恐れがある事から、十分な知識と経験を持った作業者が、適切な作業を行う事を推奨致します。

取り外したタイヤ等は、適切に処分する必要があります。

タイヤが発火した場合には、消化する事が困難な程に燃え上がり、周辺にも多大な迷惑が掛かりますので、不要なタイヤは野積みにはせず、産業廃棄物として適切に処分する事を推奨致します。


取り付け準備が完了したロードホイール

ロードホイールを車両に取り付けました

規定トルクでホイールナットを締め付けます

取り外したタイヤ

測定の為、回転させます

ホイールバランサーにロードホイールをセットしました

タイヤに貼り付けられているラベルを剥がします

バルブキャップを取り付けました

外側のビードを嵌め込みます

マウントヘッドには、画像の様にセットします

軽点を合わせました

軽点を合わせます

タイヤを取り付ける方向性・表裏を確認します

用意した、新品のタイヤ

用意した、新品のエアバルブ

エアバルブを取り外します

硬質毛ブラシを使用し、タイヤ滓を取り除きます

硬質毛ブラシを使用し、タイヤ滓を取り除きます

硬質毛ブラシを使用し、タイヤ滓を取り除きました

真鍮ブラシ

硬質毛ブラシ

硬質毛ブラシを使用し、タイヤ滓を取り除きます

ビード部をマウントヘッドの上に乗せました

ビード部をマウントヘッドの上に乗せました

ターンテーブルを回転させます

ロードホイールよりタイヤが外れました

取り外した、タイヤ

ビード部をマウントヘッドの上に乗せました

ビード部をマウントヘッドの上に乗せました

タイヤレバーを挿入し・・・

ターンテーブルにロードホイールをセットしました

外側のビードをリムより外しました

外側のビードをリムより外しました

※ バランスウェイトを取り付ける事無くロードホイールとタイヤのスタティックバランスが取れている場合には、ロードホイールの外側リム、内側リムの片側、あるいは両方にバランスウェイトが取り付けられていない場合もあります。

内側のリムに取り付けられているバランスウェイトも取り外します

バルブキャップ、バルブコアを取り外します

バルブコアを取り外しました

バルブコアツールを使用し、バルブコアを取り外します

溝の深さは約2mm、トレッドにひび割れが発生しています

溝の深さは約2mm、トレッドにひび割れが発生しています

ブラシビットを取り付けたエアドリル

ハブ センター部をシャシーブラックで塗装します

ハブ センター部をシャシーブラックで塗装しました

取り外す前に、トルクレンチで締め付けトルクを確認します

ロードホイールを取り外します

ホイールカバーを取り外します。

取り外した、ロードホイール