Z33用リモコンエントリーシステムキー

新品のバッテリーを用意します

カバー固定用ビスを外します

ユーザーから、新車時と比較すると、リモコンキーでのリモコンエントリーシステムの作動距離や感度が落ちて来たと思われる様になって来たと申し出が有りましたので、リモコンキーに内臓されているバッテリーを交換する事にしました。

今回は日産純正部品を取り寄せ交換しましたが、市販のボタン電池(規格CR1620)でも可能です。

早速交換の作業に入ります。

リモコンキーのカバー(日産自動車マスコット側)から取り付けられているカバー固定用ビスを精密ドライバーで取り外します。

次にリモコンキーカバーのキー側にマイナスドライバー等を挿入する為の溝が有りますので、この溝に先の細いマイナスドライバー等を挿入し起こす様にしてカバーを外します。

この時に、マイナスドライバーの先端にウェスを巻くか、テープ等を貼り付けリモコンキーカバー、キーに傷が付く事を防止します。

またリモコンキーカバーは爪で止まっていますので外す際には少々硬いですが、マイナスドライバー等に無理な力を掛ける事無く慎重に外します。

無理な力を掛けて外すと、リモコンキーカバーの溝部分を変形、損傷させる事に繋がります。

カバー固定用ビスが外れました

カバーの溝にマイナスドライバー等を挿入

カバーが外れました

バッテリーを外します

使用済みのバッテリー(左)と新品(右)

リモコンキーカバーが外れたら、カバー側に取り付けられているバッテリーを外します。

リモコンキー本体に取り付けられている基盤は手で触れない様に注意し、異物の混入にも注意します。

汚れが付着したり異物が混入すると、リモコンキー操作時にリモコンキーエントリーシステムが作動不良を起こしたり誤作動する原因となります。

用意している新品のバッテリーを取り付けます。

バッテリーの交換が終わりましたら、元通りにリモコンキーを組み付けて作業は完了です。

元通りに組み付けて完了

リモコンエントリーシステムの作動を確認します

リモコンキーのバッテリー交換が完了しましたら、リモコンキー操作時に現車のリモコンエントリーシステムが正常に作動する事を確認します。

簡単ですが、以上で全ての作業は完了です。

今回取り外しました使用済みのバッテリーは、家電量販店等の使用済み電池回収ボックス等へ持ち込み、リサイクルされる様に処置をお願いします。

バッテリーを外しても記憶回路によりリモコンIDは消去されませんので、設定等の作業は必要有りません。


取材車両 Z33-011934
入庫日   2005年10月23日
走行距離 32801km

リモコンキーバッテリー交換