スペアキー製作

取材車両 H59A-0002070
入庫日   2009年11月02日
走行距離 1334km

パワーウィンドウスイッチを取り外します

この刻印されたキーナンバーを確認する為に、運転席ドア フィニッシャーを脱着する事となりました。

メインキーが1本だけで、スペアキーが無い。

万が一の紛失時には困りますよね。

スペアキーを日産純正部品で製作する事となりました。

新たに作成したスペアキーは、暗号コードを登録する必要があります。

この為、車両のダイアグノシスコネクターに”MUT-U”を接続し、暗号コードを登録します。

日産部品○○販売に注文の後、暫くの時間を要しスペアキーが出来上がって来ました。

運転席ドアキーシリンダーに刻印されておりますキーナンバーを確認します。

キーナンバーは5桁の数字、または5桁の数字・アルファベットの合成記号となっています。

ドアパネルにブチルテープで貼り付けられている防水用ビニールシートを、ドアキーシリンダーの裏側部のみを剥がします。

ドアパネルに開けられた穴を覗き込む様にすると、ドアキーシリンダーの裏側を見る事が出来ます。

ドアキーシリンダーの裏側

ドアフィニッシャーを取り外します。

ドアパネルとドアフィニッシャーの間にクリップリムーバーを挿入し、ドアパネルに嵌まり込んでいるドアフィニッシャーに取り付けられているクリップを、一つずつ丁寧に外して行きます。

ドアフィニッシャーをドアパネルより取り外します。

ドアフィニッシャーを取り外します

クリップを丁寧に外して行きます

ドアフィニッシャーを取り外しました

パワーウィンドウスイッチを取り外します。

ドアフィニッシャーのドアフィニッシャーエスカッション取り付け穴よりクリップリムーバーを挿入し、パワーウィンドウスイッチ後端部の爪を押す様にしながら、パワーウィンドウスイッチのリヤ側をドアフィニッシャーより浮かせます。

そのままパワーウィンドウスイッチのリヤ側を持ち上げる様に上側へと移動させると、パワーウィンドウスイッチをドアフィニッシャーより取り外す事が出来ます。

ドアフィニッシャーエスカッションを取り外します。

ドアフィニッシャーエスカッションをドアフィニッシャーより取り外します。

ドアフィニッシャーエスカッションを取り外しました

ドアフィニッシャーエスカッションを取り外しました

ドアフィニッシャーエスカッションを取り外します

パワーウィンドウスイッチを取り外します

クリップリムーバーを挿入します

インサイドハンドルフィニッシャーをドアフィニッシャーに取り付けているプラスビス 1本を外します。

インサイドハンドルフィニッシャーを車両に対してリヤ側へ移動させます。

インサイドハンドルフィニッシャーをドアフィニッシャーより取り外します。

メインキーにキーナンバーは刻印されておらず、またキーナンバーが刻印されたタグも装着されていません。

『NISSAN KIX (H59A型車)』の場合には、運転席ドアに取り付けられているキーシリンダーの裏側にキーナンバーが刻印されています。

組み立ての要点

 
電池の取り付け

  プラス側を上にして、新しい電池をトランスミッター(キー)に挿入する。

  交換電池 : リチウム電池 CR1616

暗号コード登録方法

 
トランスミッターには、それぞれ独自の暗号コードが記憶されており、次の場合はETACS-ECU内EEOROMに暗号コードを再登録する必要がある。

  トランスミッターやETACS-ECUを交換する場合。

  トランスリミッターを追加する場合。

  故障原因として暗号コードの登録不良と推定される場合。

 EEOROMのメモリー空間内は、トランスミッター 4個分の最大4つの異なる暗号コードを記憶できる。  なお、1個目の登録時には従来の暗号コードは全て消去される為、トランスミッターが2個以上ある場合やトランスミッターを追加する場合は、全て再登録する必要がある。

  1.キー操作にて通常のドアロック機能が働く事を確認する。

  2.キーをイグニッションキーシリンダーに挿入する。

  3. ダイアグノシスコネクターにMUT-Uを接続する。

   備考

   この時、ダイアグノシスコネクター No.1端子を短絡した状態となり、暗号コード登録準備状態に入る。

   注意

   MUT-Uの接続及び切り離しは、イグニッションスイッチをOFF位置にして行う事。

  4.MUT-U接続時から10秒以内にハザードスイッチのON / OFF操作を6回完了させる。

   備考

   この時、ドアロックが1度ロック及びアンロックと作動し、登録モードとなる。

  5.トランスミッターのスイッチを押し、10秒以内に更に2回押すとコードが登録される。

  6.登録が完了すると、自動的に1度ドアロックがロック及びアンロックと作動する。

  7.トランスミッターが2個以上ある場合やトランスミッターを追加する場合は、登録モード設定時から1分以内に全てのトランスミッターの登録を完了させる。  登録方法は、1個目と同要領で行う。

  8.次のいずれかの条件で登録モードは終了する。

   4個のトランスミッターの暗号コード登録が完了した時。

   登録モード設定後、1分経過した時。

   MUT-Uの接続を外した(短絡を解除)時。

   イグニッションキーを抜いた時。

  9.登録モード終了後、次の作業を行いキーレスエントリーシステムが作動する事を確認する。

   イグニッションキーを抜く。

   全ドアを閉める。


”MUT-U”を接続しました

スペアキーが出来上がって来ました

防水用シートを剥がしました

防水用シートを剥がします

ドアキーシリンダーが見えます

赤マークの場所にキーナンバーが刻印されています

取り外した、ドアフィニッシャー (裏側)

取り外した、ドアフィニッシャー

パワーウィンドウスイッチを取り外しました

取り外した、パワーウィンドウスイッチ

D席 ドアキーシリンダーの裏側に刻印があります

スペアキーを製作します

運転席ドアキーシリンダーに刻印されておりますキーナンバーの確認が出来ましたら、防水用ビニールシート、運転席ドアのドアフィニッシャー、ドアフィニッシャーエスカッション、インサイドハンドルエスカッションを元通りに取り付けます。

D席 ドアフィニッシャーを元通りに取り付けました

取り付けビス 1本を取り外しました

取り付けビス 1本を取り外しました

D席 ドアフィニッシャーを取り外します

インサイドハンドルエスカッションを取り外します

インサイドハンドルエスカッションを取り外しました

取り外した、インサイドハンドルエスカッション