Z33型車のエアクリーナーの取り付け位置
PITWORKブランドの製品を使います
ホルダーに取り付けられているクランプを2個外します
日産自動車は、60000km走行毎にエアクリーナーエレメントを交換する様に指示していますが、車両の使用条件により早目に交換する事も推奨されています。
今回は少し早目ですが、ユーザーの意向により通常の約半分の距離での交換を実施致しました。
かなり汚れているエアクリーナーエレメントを使用していると、吸気効率が悪くなりエンジンの性能にも影響を及ぼす恐れが有りますので、今回の様に早目の交換の方が良いのかも知れません。
今回もPITWORKブランドの製品を用意し、作業を進めて行きます。
エアクリーナーの取り付け位置を確認します。
Z33型車の場合には車両に対向して右側に取り付けられています。
ホルダーを持ちます
ホルダーを前方に移動させます
ホルダーごと引き出します
エアクリーナーエレメントが外れました
エアクリーナーケース内に落ち葉が・・・
取り外した物(左)と新品(右)
新品のエアクリーナーエレメントを取り付けます
元通りに完成しました
まず、エアクリーナーケースとホルダーを留めていますクランプ2個を手で外します。
ホルダーを手で持ち、手前に引き付ける様に少し前方に移動させます。
ホルダーを持ち上げる様に、エアクリーナーエレメントをホルダーごと引き出します。
引き出せましたら、ホルダーからエアクリーナーエレメントを外します。
これで、エアクリーナーエレメントの取り外しは完了です。
この状態でエアクリーナーケース内を見ると、落ち葉が入っていました。
異物は手で拾い、外へ出します。
取り外したエアクリーナーエレメントと新品を、並べて比較してみました。
こんなに汚れています。
60000km迄使用したら、もっと凄い汚れになっています。
エアクリーナーエレメント本来の赤色部分が皆無となり、真っ黒な汚れが厚く堆積してしまいます。
新しいエアクリーナーエレメントを用意し、ホルダーにセットします。
後は、取り外した時と逆の順序で取り付ければ完成です。
日産自動車が発売しています純正部品としてのエアクリーナーエレメントと、PITWORKブランドのエアクリーナーエレメントは湿式のエアクリーナーエレメントで、清掃してからの再使用は出来ません。
誤って清掃してしまった場合には、吸入空気の洗浄能力が低下している可能性が有りますので、交換する事を推奨いたします。
また、汚れが酷い場合は、走行距離が60000kmに達していなくても交換する事を推奨いたします。
エアクリーナーエレメントを外した時にエアクリーナーケース内を確認しますが、この時に異物の混入が認められた場合には必ず異物を手で取り出すか、エアクリーナーケースを取り外してからエアブローする等して清掃を行ってください。
エアクリーナーケースを取り付けたままエアブローする等で清掃すると、エアクリーナーケース内の異物が、エアクリーナーエレメントを取り外している為、エアクリーナーエレメント以降のエアダクト内に入ってしまい、折角エアクリーナーエレメントでエンジン内部に吸入されない様に留まっていた異物をエアクリーナーエレメント以降のエアダクトへ押しやってしまい、結局エンジンに供給される吸入空気に混ざってエンジ内部へ吸入される為、エンジン自身にトラブルを発生させる要因にもなり兼ねません。
また、取り外したエアクリーナーエレメントに変形や損傷等の問題が発生している場合には、エアクリーナーエレメント以降のエアダクトやエンジン内部に異物が入り込んでいる場合が有りますので、点検が必要になります。
新品のエアクリーナーエレメントを装着する時にも、変形や損傷等をさせない様に慎重に行う事が必要になってきます。
取材車両 Z33-011934
入庫日 2005年11月08日
走行距離 33356km