ホースパッキンを用意しました。
日産純正部品
パッキン
(品番 46237-A4600)
クラッチオペレーティングシリンダーを、トランスミッション(トランスミッション クラッチハウジング)のクラッチオペレーティングシリンダー取り付け部位に取り付けます。
エンジンアンダーカバーリアを取り外します。
トランスミッションの前部左側に取り付けられておりますクラッチオペレーティングシリンダー、クラッチパイプ 〜 クラッチオペレーティングシリンダー間に取り付けられておりますクラッチホースが見えます。
取材車両 Z33-423479
入庫日 2010年08月12日
走行距離 69980kmkm
クラッチマスターシリンダー、クラッチ配管、クラッチオペレーティングシリンダー内にクラッチフルードを充填し、エア抜きが終了しましたら、クラッチマスターシリンダーリザーバータンク内にクラッチフルードをMAXレベルまで補給し、キャップを取り付けます。
クラッチオペレーティングシリンダーに取り付けられておりますエアブリーダーにブレーキブリーダーの配管を接続します。
一人の作業者がクラッチペダルを操作し、もう一人の作業者がクラッチオペレーティングシリンダーに取り付けられておりますエアブリーダーの緩締を行い、クラッチマスターシリンダー、クラッチ配管、クラッチオペレーティングシリンダー内にクラッチフルードの充填を行い、エア抜きを実施します。
ブレーキフルード自動補給器をセットします
アイボルト、ホースパッキンをセットしましたクラッチホースを、クラッチオペレーティングシリンダーに取り付けます。
クラッチオペレーティングシリンダーの穴部に、クラッチホースのクラッチオペレーティングシリンダー取り付け部位に設けられております回り止めの為のストッパーを挿入し、アイボルトを締め付けクラッチホースをクラッチオペレーティングシリンダーに取り付け固定します。
アイボルト、パッキンを取り付けます
クラッチオペレーティングシリンダーを用意しました。
日産純正部品
クラッチオペレーティングシリンダー
(品番 30620-CD00B)
日産純正部品 クラッチオペレーティングシリンダー
クランプクリップを使用し、クラッチパイプを接続したクラッチホースを、車体に取り付けられているクラッチホースブラケット部に固定します。
取り外したクランプクリップが変形・損傷等している場合には、クランプクリップを新品の部品に交換する事を推奨致します。
フレアナットレンチ等を使用し、クラッチパイプとクラッチホースを接続しておりますフレアナットを確実に締め付けます。
クラッチホースを用意しました。
日産純正部品
クラッチホース
(品番 30855-AC70D)
クラッチホースの、クラッチパイプとの接続部位となるフレアナット付近に取り付けられておりますクランプクリップを取り外します。
クランプクリップは、マイナスドライバー、プライヤー等を使用し、取り外します。
クラッチホースを取り外します。
クラッチパイプとクラッチホースを接続しているフレアナットを、フレアナットレンチ等を使用し、手でフレアナットを容易に緩める事が出来る位まで緩めておきます。
ブレーキマスターシリンダーの左側に、クラッチマスターシリンダーが取り付けられている状態が見えます。
クラッチパイプ 〜 クラッチホース、クラッチホース 〜 クラッチオペレーティングシリンダーの接続部、クラッチオペレーティングシリンダーに取り付けられておりますエアブリーダーの取り付け部等に付着しておりますクラッチフルードを清掃し取り除いておきます。
クラッチペダルを数回踏み込み、クラッチペダルの遊び、切れた時の床板との隙間、クラッチフルードの漏れ等を点検します。
ブレーキマスターシリンダーカバーを取り付けます。
クラッチマスターシリンダー、クラッチ配管、クラッチオペレーティングシリンダー内にクラッチフルードを充填し、エア抜きを行います。
クラッチマスターシリンダーリザーバータンクに、クラッチフルード(ブレーキフルード)を補充したブレーキフルード自動補給器をセットします。
ブレーキフルード自動補給器のチューブ先端部が、クラッチマシターシリンダーリザーバータンクの底部に接触していると、クラッチマスターシリンダーリザーバータンク内のクラッチフルードレベルが低下した際にクラッチフルードが自動的に補給されない事態となる事がありますので注意が必要です。
交換作業が終了しました
ブレーキフルード自動補給器をセットしました
ブレーキブリーダーを接続しました
クラッチ配管内のエア抜きを行います
MAXレベルまでクラッチフルードを補充します
リザーバータンクにキャップを取り付けました
クラッチホースのクラッチオペレーティングシリンダー接続部に、アイボルト、ホースパッキンを取り付けます。
クラッチホースのクラッチオペレーティングシリンダー接続部のストッパーの向きに注意しながら、アイボルト、ホースパッキン、クラッチホース、ホースパッキンの順にセットします。
クラッチオペレーティングシリンダーのクラッチホース接続部位に取り付けられております、出荷時の目盲栓を取り外します。
クラッチオペレーティングシリンダーにクラッチホースを接続します。
出荷時の目盲栓を取り外します
アイボルト、パッキンを取り付けました
クラッチホースを接続します
日産純正部品 パッキン
クラッチオペレーティングシリンダー プッシュロッド先端部に二硫化モリブデングリース等を薄く塗布します。
クラッチオペレーティングシリンダー プッシュロッド先端部を、レリーズフォークのクラッチオペレーティングシリンダー プッシュロッド先端部が嵌り込む為の凹部に嵌め込み、クラッチオペレーティングシリンダーをトランスミッション(トランスミッション クラッチハウジング)のクラッチオペレーティングシリンダー取り付け部位に、取り付けボルト 2本で取り付けます。
トランスミッション(トランスミッション クラッチハウジング)のクラッチオペレーティングシリンダー取り付け部位近くのダストブーツから出ております、クラッチレリーズフォークのクラッチオペレーティングシリンダー プッシュロッド先端部が嵌り込む凹部を清掃ておきます。
当該部位に錆等が発生している場合には、予め取り除いておく事を推奨致します。
日産純正部品 クラッチオペレーティングシリンダー
クラッチOPシリンダーを取り付けます
レリーズフォークの凹部を清掃しておきます
プッシュロッド先端部にモリブデングリースを塗布しました
プッシュロッド先端部にモリブデングリースを塗布します
クラッチパイプにクラッチホースを接続し、クラッチパイプに設けられておりますフレアナットを、手の力のみで締め付けられる範囲で一杯まで締め付けておきます。
車体に取り付けられているクラッチホースブラケット部に、クラッチホースのクラッチパイプ接続側端部のフランジ部を形状(突起有り、突起無し平坦)を合致させ嵌め込みます。
クラッチホースのクラッチパイプ接続側端部のフランジ部の形状を確認します。
円をカットし、並行となる様に直線部位が設けられています。
この直線部位の内、片側一方には突起が有り、もう一方は直線のままの状態とされております。
クランプクリップを使用しクラッチホースを固定する、車体に取り付けられているクラッチホースブラケット部の形状を確認し、クラッチホースのクラッチパイプ接続側端部のフランジ部の形状(突起有り、突起無し平坦)に合致する事を認識しておく必要があります。
Bkt.部の形状を確認します
クランプクリップを取り付けます
日産純正部品 クラッチホース
クラッチホースを取り外しました
取り外した、クラッチホース
クラッチホースを取り外します
クラッチパイプのフレアナットを緩めます
クラッチパイプのフレアナットを緩めます
取り外した、クランプクリップ
クランプクリップが外れました
トランスミッション(トランスミッション クラッチハウジング)に取り付けられておりますクラッチオペレーティングシリンダーを取り外します。
クラッチオペレーティングシリンダーは、トランスミッションに、10mmボルト(頭部対面 14mm) 2本で取り付けられています。
クラッチオペレーティングシリンダーを取り外します
取り外した、クラッチオペレーティングシリンダー取り付けボルト
当該作業を実施する前に、クラッチマスターシリンダーリザーバータンク、クラッチ配管内のクラッチフルードを抜いておりますが、若干のクラッチフルードがクラッチ配管内に残っている為、クラッチホースとクラッチオペレーティングシリンダーを分離した際にクラッチフルードが出て来ます。
クラッチホースとクラッチオペレーティングシリンダーを分離した際には、若干の量のクラッチフルードが出て来る事を考慮しておく事が必要です。
クラッチホースとクラッチオペレーティングシリンダーを分離します。
クラッチホースをクラッチオペレーティングシリンダーに取り付けておりますアイボルト(頭部対面 14mm)を取り外します。
クラッチホースとクラッチオペレーティングシリンダーが分離出来ました。
同時に、アイボルト 〜 クラッチホース、クラッチホース 〜 クラッチオペレーティングシリンダー間に取り付けられておりますホースパッキン 2枚も外れます。
取り外した、アイボルト、パッキン
クラッチOPシリンダーとホースを分離します
クラッチOPシリンダーとホースを分離します
リフトアップし、車両を下側より見ます。
『NISSAN FAIRLADY Z(Z33型車)』 フロア下側
クラッチオペレーティングシリンダーが見えます
クラッチホース
クラッチオペレーティングシリンダー
取り外した、エンジンアンダーカバーRr.取り付けボルト、クリップ
取り外した、エンジンアンダーカバーRr.
クラッチマスターシリンダーリザーバータンクのキャップを外し、クラッチマスターシリンダーリザーバータンク内のクラッチフルードを抜き取ります。
車両をリフトアップし、クラッチオペレーティングシリンダーのブリーダープラグを緩め、クラッチペダルを数回踏み込み、クラッチ配管内のクラッチフルードを抜きます。
ブレーキマスターシリンダーカバーを取り外します。
当該車両は、クラッチマスターシリンダー、クラッチオペレーティングシリンダーを含むクラッチ配管内のエア抜き作業が、他車種に比較し非常に難しくなっています。
クラッチマスターシリンダー、クラッチオペレーティングシリンダーを含むクラッチ配管内のエア抜き作業を実施する場合には、クラッチペダルを踏み込む回数が他車種と比較し非常に多くなります。
クラッチパイプのクラッチホース接続部に取り付けられておりますフレアナットのフレア部が損傷・変形している場合には、クラッチフルードが漏れる原因となる可能性がありますので、クラッチパイプを新品の部品に交換する事を推奨致します。
クラッチフルードをクラッチマスターシリンダーリザーバータンクから抜き取る場合に、スポイト等の工具を使用する場合には、既にスポイト等の工具を別の目的で使用している物を使う場合、綺麗に洗浄した上で使用し、ブレーキフルード以外の油脂等がクラッチマスターシリンダーリザーバータンク内へ混入する事は絶対に避けて下さい。
また、ウェス等を使用しクラッチマスターシリンダーリザーバータンク内部を清掃する場合には、ペーパーウェスの使用を推奨しますが、布ウェスを使用する場合には糸屑等が侵入しない様に注意する事も必要です。
また、油脂等が付着したウェスを使用する事は絶対に避けて下さい。
クラッチ配管の接続部等よりクラッチフルードが漏れたり、クラッチフルードの交換作業を誤り、車両運転時にクラッチ油圧系統が作動不良を起こすと、クラッチを断続出来ない等の事態が予測されます。
作業を行う場合には細心の注意を払いながら、慎重に作業を進められる事を推奨いたします。
クラッチフルードは、基本的にブレーキフルードを使用します。
ブレーキフルードは塗料剥離成分を含有しておりますので、車両の塗装面等にブレーキフルードが付着しますと塗装面に変色や剥離が発生する事が有りますので十分な注意が必要です。
ブレーキフルードは湿気を吸着する様に作られていますので、多湿時や雨天時等の作業は控える事をお奨めいたします。
クラッチホースを接続しました
クラッチホースを接続しました
日産純正部品 パッキン
クラッチOPシリンダーを取り付けました
クラッチパイプ接続側 凸起無し平坦
クラッチパイプ接続側 突起有り
クラッチホースを接続しました
クラッチホースを接続しました
クランプクリップを取り付けました
クランプクリップを取り付けました
日産純正部品 クラッチホース
クラッチホースを取り外します
クラッチパイプ フレアナット
クラッチホースのクランプクリップを取り外します
クランプクリップを取り外します
クランプクリップが外れました
クラッチオペレーティングシリンダーを取り外します
クラッチオペレーティングシリンダーを取り外しました
取り外した、クラッチオペレーティングシリンダー
クラッチOPシリンダーとホースを分離しました
エンジンアンダーカバーRr.を取り外します
エンジンアンダーカバーRr.を取り外しました
外した、リザーバータンクキャップ
クラッチマスターシリンダーリザーバータンク
クラッチマスターシリンダーが見えます
外した、ブレーキマスターシリンダーカバー
ブレーキマスターシリンダーカバーを外しました
ブレーキマスターシリンダーカバーを外します
『NISSAN FAIRLADY Z(Z33型車)』 エンジンルーム全景
ブレーキブリーダーを接続しました
クラッチホースを接続します
Bkt.部にクラッチホースを嵌め込みます
クラッチフルードを抜き取りました