取材車両 S15-500990
入庫日
2005年11月20日
走行距離 48008km
4輪用ホットワイヤー(4気筒用)
今回、ユーザーからプラグコードの選定の依頼を受けました。
今迄のデーターから選定し、サン自動車のNOLOGY Hot Wiresを推薦しました。
NOLOGY Hot Wiresが手元に届きましたので、早速交換作業を進めて行きます。
まず、パッケージを開け内容を確認します。
プラグコード(Hot Wires)
取り扱い説明書とステッカー
取り付けが完了しました
取り外したプラグコードと付属品
I.I.A.ユニット方式の為センターコードは使用しません
全てのアースコードの取り付けが終了しました
この様にボルトで取り付けます
エンジンに取り付けられているボルトを一旦外します
プラグコードの交換が終了しました
第1気筒のプラグコードの交換が終了しました
1気筒ずつ順番に交換します
全てのプラグキャップを外します
これから交換作業を開始します
内容が確認出来ましたら、早速交換作業に入ります。
車両にストラットタワーバーが取り付けられている場合、作業が出来ない場合も有りますので、この様な場合にはストラットタワーバーを予め外しておきます。
今回はストラットタワーバーが取り付けられているものの、作業が可能な為 外さずに作業を進めて行きました。
プラグコードを固定しているクランプ類を全て外します。
プラグコードのプラグキャップを全て外します。
この時、ディストリビューター側のキャップは取り付けたままとします。
ディストリビューター側のキャップを、ディストリビューターの取り付け位置に合わせて順番に1気筒だけ外し、外した箇所に新しく装着するプラグコードを取り付けます。
ディストリビューターがエンジンの第1気筒側に取り付けられているエンジンでは、プラグコードの交換は第1気筒側から行います。
4気筒エンジンの場合には、ディストリビューターがエンジンの第4気筒側に取り付けられているエンジンでは、プラグコードの交換は第4気筒側から行います。
6気筒エンジンの場合には、ディストリビューターがエンジンの第4気筒側に取り付けられているエンジンでは、プラグコードの交換は第6気筒側から行います。
ディストリビューターがエンジンの中央付近に取り付けられているエンジンでは、プラグコードの交換は中央付近側から行います。
要するに、ディストリビューターに近い方から順番に1気筒ずつ交換して行く訳です。
1気筒ずつ交換して行かないと、元の取り付け位置が解らなくなり、間違った気筒のプラグコードを取り付けてしまう可能性が有ります。
間違った気筒のプラグコードを取り付けてエンジンを始動した場合、エンジンの吸排気系統の部品等を損傷させてしまう可能性が有りますので、注意が必要です。
今回のS15型の場合には、第1気筒のプラグコードを交換し、第2気筒のプラグコードを交換、第3気筒のプラグコードを交換し、最後に第4気筒のプラグコードを交換しました。
ディストリビューター側のプラグコードは1本ずつ外し、外した箇所に新しいプラグコードを取り付け、次のプラグコードを外す様に、必ず1本ずつ交換作業を行う様にして下さい。
プラグコードの交換が終了しましたら、アースコードの取り付け作業に入ります。
アースコードの○端子の内径は8m/mとなっていますので、8m/mもしくは6m/mのエンジンに取り付けられているボルトを探し、そのボルトを一旦外してから、外したボルトでアースコードを取り付けます。
また、エンジンに穴が開けられ、ネジが切られているがボルトが装着されていないネジ穴も有りますので、別途ボルトを手配した後に、そのネジ穴を利用してアースケーブルを取り付ける事も可能です。
アースコードの○端子の内径よりも大きなボルトが見つかり、装着する為にクワ型端子に変形させてアースコードを取り付ける様な作業をした場合には、確実な締め付けが期待出来ず接触抵抗が発生する場合が有りますので避ける様にします。
どうしてもアースコードの○端子の内径よりも大きなボルトしか見つからない場合には、アースケーブルの○端子を内径の大きな物に交換した後、ボルトで締め付け、取り付ける事をお奨めします。
取り外したプラグコードとクランプ類です。
まだ十分に使用出来る状態に有れば、廃棄せずに保管される事をお奨めします。
S15型の場合、Integrated Ignition Assmbly(I.I.A.)ユニット方式を採用していますので、キットに含まれるセンターコードは使用しません。
プラグコード、アースケーブルの取り付けが終了しましたら、捻れ等の異常が無い事を確認します。
エンジンルーム内の各部品等への干渉も無い事を確認します。
またプラグコードがバラバラの状態ですので、束線バンド(タイラップ)等で結び付けておくか、ブラケット等を作成し固定する事をお奨めいたします。
プラグコードに大きな振動を与える事や、他の部品と干渉してしまう事は、プラグコードの寿命を短くしてしまいますので、十分に考慮の上、ある程度固定する事をお奨めいたします。
今回は、画像での紹介は行いませんが、プラグコードを交換する時には次の部品の点検も同時に行ってください。
スパークプラグ、ディストリビューターキャップ、ディストリビューターローター、イグニッションコイル等の点火系統部品。
プラグコードだけを素晴らしい製品に交換しても、他の部品が摩耗、消耗等している様であれば点火性能の向上は期待出来ないばかりか、経費の無駄遣いとなってしまいます。