取材車両 S15-500990
入庫日 2007年10月20日
走行距離 79343km
DMY スポーツプログラムコンピューター
ネットオークションに掲載されている商品画像
封印が施されています
ネットオークションで見かけた、プログラムを変更したECCS C/Uを装着したい・・・、と言った依頼が舞い込んで来ました。
ネットオークションで確認すると、ネットオークションでは約2年の実績があり、評価も高くなっています。
多方面より情報を収集し、品質、安全性等を確認します。
エンジンのレブリミットが高く設定される為、エンジンのオーバーレブが心配でした。
エンジンのレブリミットのみプログラムの変更無しで受注していただけましたので、早速 注文し取り寄せいたしました。
フロントサイドフィニシャーLh.内にC/Uが取り付けられています
キッキングプレートを外します
ECCS C/Uの端子を取り外す作業を行いますので、予めバッテリーにマイナス端子を外す事を推奨致します。
ECCS
C/Uは、助手席左足元にあるフロントサイドフィニシャーLh.の内側に取り付けられています。
左ドアを全開にし、キッキングプレートを取り外します。
クリップでサイドステップに取り付けられていますので、端部より手で持ち上げる様にして取り外して行きます。
フロントサイドフィニシャーに取り付けられているハイフレアー(発炎筒)と取り外しておきます。
フロントサイドフィニシャーLh.を取り外します
フロントサイドフィニシャーLh.が外れました
フロントサイドフィニシャーLh.を取り付けているナット型クリップ
ボディーサイドウェルトLh.前端部のフロントサイドフィニシャーLh.と接触している部分をボディーより外します。
フロントサイドフィニシャーLh.の車両前部側にナット型クリップが取り付けられていますので、左回りに回しながら取り外します。
このナット型クリップは、取り付ける際には単に押し込むだけで装着出来ます。
後は左側にクリップで取り付けられていますので、フロントサイドフィニシャーLh.を破損等させない様に注意しながら右側に引っ張れば取り外す事が出来ます。
ECCS C/Uが見えました
ECCS C/U & ABS C/Uがセットで取り付けられています
グローブボックス左下側の保護テープを捲ると・・・
取り付けビスが見えます
ECCS C/U & ABS C/Uが見えました。
ECCS C/U & ABS
C/U
ブラケットA'ssyは、ビス2本とナット1個で取り付けられています。
ビス1本は保護テープで隠れていますので、この保護テープを剥がして確認する必要があります。
ECCS
C/U & ABS C/U ブラケットA'ssyが車両から外れましたら、ABS C/Uを、ECCS C/U & ABS C/U
ブラケットA'ssyから取り外します。
ABS C/Uのカプラーを外します。
サイドパネルにビスで固定されています
ダッシュパネルにナットで固定されています
ESSS
C/Uのカプラーを取り外します。
中央に取り付けられている6m/mのボルトを緩めれば、徐々にカプラーが浮いて来ますので、このボルトを完全に緩めてから左右で傾きの無い様にECCS
C/Uと並行に抜いて行きます。
この6m/mのボルトは、幾ら緩めても外れる事はありませんので、完全に緩める事が出来た確認方法としてはボルトのネジ端部が相手側ナットのネジ端部を乗り越えた時となります。
ECCS
C/Uカプラー配線が、ECCS C/U & ABS C/U ブラケットに1箇所クリップで固定されていますので、このクリップを取り外します。
ECCS C/U & ABS C/Uが外れました
ABS C/Uを分離します
ABS C/Uが分離しました
ECCS C/Uコネクターを外します
ECCS C/Uが外れました
ブラケットを取り外します
日産純正(左)、DMY(右)
ブラケットを取り外しました
ECCS C/UをECCS C/U & ABS C/U
ブラケットから取り外します。
左右各2本の取り付けボルトを外せばECCS C/Uを取り外す事が出来ます。
取り外した日産純正のECCS C/Uと、DMY スポーツプログラムコンピューターを比較します。
コネクターと接続される端子配列を確認し、同一である事を確認しておきます。
ECCS C/U、ABS C/U、ECCS C/U & ABS C/U ブラケットを組み立てます。
ECCS C/U & ABS C/U ブラケットA'ssyを組み立てました
ECCS C/U、ABS C/Uのカプラーを元通りに取り付けます。
ECCS C/UのカプラーはECCS
C/Uと並行になる様に挿入し、6m/mのボルトを締め付けて行き取り付けます。
この並行が保たれず、斜めに挿入すると破損等が発生する事があり、エンジン始動不能となる事もありますので、十分に注意しながら作業を行う必要があります。
再度、ECCS C/U、ABS C/Uのカプラー接続状態を確認します。
確実にECCS C/U、ABS C/Uのカプラーが接続されている事が確認出来ましたら、バッテリーのマイナス端子を接続します。
ここでエンジンを始動します。
取り外しておりますボディーサイドウェルトLh.を一旦元通りに取り付け、左ドアを閉められる状態にしてから試運転を行います。
エンジンの始動性、冷機時アイドリング回転数、暖機後アイドリング回転数、ファストアイドル回転数、発進加速状態、通常運転状態等で試験を行い、異常で無い事を確認します。
工場に帰着後、左ドアを全開にし一旦取り付けておりましたボディーサイドウェルトLh.の前端部を取り外します。
ECCS
C/U & ABS C/U
ブラケットA'ssyを車両に元通りに取り付けます。
この時に、配線の捩れに注意が必要です。
フロントサイドフィニシャーLh.を元通りに取り付け、ボディーサイドウェルトLh.も元通りに取り付けます。
フロントサイドフィニシャーLh.を取り付ける際、クリップが車両側に完全に挿入されている事を確認してから押し込む事が大切です。
ハイフレアーをフロントサイドフィニシャーのブラケットに装着します。
キッキングプレートを取り付けます。
キッキングプレートを取り付ける際も、フロントサイドフィニシャーLh.を取り付ける際と同様に、クリップが車両側に完全に挿入されている事を確認してから押し込む事が大切です。
最後に時計、オーディオ等の再設定を行います。
今回作業を行いましたECCS C/Uの交換は、装着可能な状態が明確に判明している場合にのみ行う事が可能です。
確実な情報が無いにも関わらずに当該作業を行うと、重大な障害が発生する場合がありますので十分に注意が必要です。
”DMY Sport Program Computer”テストデータ
シャシダイナモ ダイノメーター6000を使用し、新車装着時に取り付けられているECCS C/U(日産純正部品)と、DMY スポーツプログラムコンピューターを取り付けた場合の最高出力、最大トルクの違いを計測する事にいたしました。
ダイノメーター6000で計測中
(1)日産純正 ECCS C/U 使用時
測定日時
2007年10月03日 77995km
外気温 24℃
4速
3速
(2)DMY スポーツプログラムコンピューター 使用時
測定日時
2007年11月21日 80760km
外気温 16℃
4速
6速
余白