CUSCO OIL CATCH TANK

当該車両には、今回加工を施しましたロッカーカバーに取り付けられておりますP.C.V.バルブ〜インテークマニホールド間以外にもブローバイガスの通路が設けられています。

ロッカーカバー上部〜エアクリーナー下部に直接接続されている部位です。

理想的には、このロッカーカバー上部〜エアクリーナー下部に直接接続されているブローバイガス通路を閉鎖し、ロッカーカバーに取り付けられておりますP.C.V.バルブ〜インテークマニホールド間のブローバイガス通路のみがブローバイガスの通路となる様に加工するべきです。

この場合には、ロッカーカバーに取り付けられておりますP.C.V.バルブに過大なブローバイガスの圧力が掛かり、P.C.V.バルブがロッカーカバーより外れてしまう等の事態が発生する事があります。

また、P.C.V.バルブの内部に組み込まれておりますバルブを抜き出し、内部を空洞化した状態で取り付けた場合には、エンジン運転中にロッカーカバー内を循環するエンジンオイルが勢い良くオイルキャッチタンク内に流入し、オイルキャッチタンク内に極短時間で油脂が溜まってしまう事となります。

従って、改めて大掛かりな改造を施さない限り、当該車両にオイルキャッチタンクを取り付ける意味は、薄れてしまっているのが現状です。

オイルキャッチタンクホースを取り付けました

束線バンドでオイルキャッチタンクホースをクランプします

取材車両 AK12-842840
入庫日   2010年04月18日
走行距離 79479km

オイルキャッチタンクホースを取り付けます

オイルキャッチタンクホースを接続します。

オイルキャッチタンクIN側は・・・、

ロッカーカバーに取り付けられておりますP.C.V.バルブ〜オイルキャッチタンク間。

オイルキャッチタンクOUT側は・・・、

オイルキャッチタンク〜インテークマニホールド間。

製品に同梱されておりますオイルキャッチタンクホースは、今回の作業では長さが不足しておりますので、改めて耐油性のホースを用意し使用する事にしました。

ホースバンドは、製品に同梱されておりますホースバンド 2個、車両より取り外しましたブローバイホースに取り付けられておりましたホースバンド 2個、合計 4個を使用します。

バッテリートレーの最前部に設けられている6mmボルト穴を使用し、オイルキャッチタンクのステーを取り付ける際には、上側より製品に同梱されておりますボルトを挿入し、本締め・・・、

更に、下側より製品に同梱されておりますナットを取り付け締め付けております。

オイルキャッチタンク本体を取り付ける位置を決めます。

今回、取り付け作業を行う『NISSAN MARCH (AK12型車)』の場合には、エンジンルーム内に取り付けられているバッテリーの基台・・・、

バッテリートレーに取り付ける事にしました。

バッテリートレーの最前部に設けられている6mmボルト穴を使用し、オイルキャッチタンクのステーを取り付け、ブラケットを介しオイルキャッチタンク本体を取り付けました。

今回の作業は、『CUSCO (株式会社 キャロッセ)』製の『汎用ストリート・オイルキャッチタンク 容量0.6リットル』を車両に取り付けます。

ロッカーカバー上部に設けられたブローバイ排出孔

当該作業で取り付けたオイルキャッチタンクには、レベルゲージが設けられています。

車両使用過程において、このレベルゲージを適宜目視にて点検し、必要に応じオイルキャッチタンク内に溜まった油脂を取り除く必要があります。

この作業を怠った場合には、オイルキャッチタンク内に溜まった油脂が、インテークマニホールド側へと吸い込まれ、エンジン運転中に白煙を吐く等の障害が発生します。

最悪の場合には、この溜まった油脂がインテークマニホールドよりシリンダー内へと流入し、液体ハンマー(オイルハンマー)を起こし、エンジン自身を損傷してしまう可能性があります。

全ての作業を終えた所で、取り外した部位が確実に元通りに組み付けられ、ボルト等が締め付けられている事を確認します。

今回の作業で新たに取り付けたオイルキャッチタンクの取り付け状態を再確認し、オイルキャッチタンクホースの接続状態を確認し、ホースバンドの接続状態を確認します。

オイルキャッチタンクホースを取り付けましたら、エアクリーナーを取り付けます。

エアクリーナーエレメントと共に、エアクリーナーロアケースを取り付けます。

エアダクトをエアクリーナーロアケースに接続し取り付けます。

OUT側のオイルキャッチタンクホースを取り付けました

IN側のオイルキャッチタンクホースを取り付けました

エアクリーナーA'ssyを取り付けました

オイルキャッチタンクの取り付け作業が完了です

製品に同梱されているホース

改めて準備したホース

インテークマニホールド側

ロッカーカバー P.C.V.バルブ側

エアクリーナーA'ssyを取り外した後、ロッカーカバーに取り付けられておりますP.C.V.バルブ〜インテークマニホールド間に接続されておりますブローバイホースを取り外します。

エアクリーナーに接続されておりますエアダクトを取り外し、エアクリーナーロアケースをエアクリーナーエレメントと共に取り外します。

今回の作業では、エアダクトとエアクリーナーロアケースを接続されたままの状態で取り外しております。

エアクリーナーを取り外します。

取り外した、エアクリーナー取り付けボルト

オイルキャッチタンク本体を取り付けた後、オイルキャッチタンクホースを接続します。

オイルキャッチタンクホースを接続する際、支障となるエアクリーナーA'ssyを取り外します。

オイルキャッチタンク本体を取り付けました

オイルキャッチタンク本体を取り付けました

バッテリートレー

エンジンルーム内に取り付けられているバッテリー

オイルキャッチタンク取り付けステーを取り付けました

オイルキャッチタンク取り付けステーを取り付けました

オイルキャッチタンク 取り付けブラケット

オイルキャッチタンク 本体

取り付けを行う車両は『NISSAN MARCH (AK12型車)』です。

『汎用ストリート・オイルキャッチタンク 容量0.6リットル』

『汎用ストリート・オイルキャッチタンク 容量0.6リットル』

余白

エアクリーナー下部に設けられたブローバイガス吸入孔

適宜、レベルゲージを目視で確認します

ブローバイホースに取り付けられていたホースバンド

製品に同梱されているホースバンド

インテークマニホールド側

取り外したブローバイホース

ロッカーカバー P.C.V.バルブ側

取り外したエアクリーナー

取り外したエアダクト、エアクリーナーロアケース

エアクリーナーを取り外しました

オイルキャッチタンク本体を取り付けました

オイルキャッチタンク本体を取り付けました

オイルキャッチタンク取り付けブラケットを取り付けました

オイルキャッチタンク取り付けブラケットを取り付けました

オイルキャッチタンク 取り付けステー

『NISSAN MARCH (AK12型車)』エンジンルーム全景